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紋谷のソコヂカラ
サッカーアジア杯に思う[紋谷のソコヂカラ]
投稿日時:2011/01/26(水) 22:16
僕などが分け知り顔で書かずとも
分かっている人は分かっているし、
今さらながらだしなあ
…とは思うのですが
やはり
AKB48は素晴らしい…
……!?
…いや間違えました。
日本サッカーはうまく(強くではなく)なったなあ
と嬉しくて仕方がない。
今大会のアジアカップ1次リーグ初戦
対ヨルダン戦
を観て そう思った。
引き分けに持ち込んだ
精神力がどうしたとか
決定力がついた
…とか
そういう話ではなく
純粋にボールさばきがうまい
選手が増えたなあ~と感激した。
大げさに言うと
今まで生きてきて観戦した
すべてのスポーツの試合で
一番心が震えたのは
“ドーハであり
ジョホールバル”であった
のですが、
実際、この時代、
試合を観ている最中は
「…なんて下手なんだ」
と怒っていた。
W杯への出場が当たり前となってからも、
「はあ~なんて下手なんだ」といつも
怒りながら観ていた。
負けてしまうのは
点が取れないのは…
“下手=ボール扱いがおぼつかない”
というシンプルな理由以外の
なにものでもないのに
やれフォーメンションだ、
やれアイコンタクトだ
…運動量とスピードの強化で
体格に勝る相手に勝とうではないか
…だ
どうしてもそうなってしまう
ムードや論調に辟易していた。
簡単にいえば
「大してうまくもないのに、W杯行ってしまって
みんなが浮ついたまま ここまで来ている」
というのが2006年ドイツW杯を過ぎてなお
僕の感想でした。
人より体幹が強くキープすると言う技術に長け
回りを見回せる能力に優れてはいても
スピードはなく
自ら突破するドリブルも持っていない
がゆえに 最後は、誰かにシュートを託さざる負えない
そういう中田のような選手は
歯がゆかったんだろうと思う。
それでも 中村俊介よりはフィットしたのは
前に進むキープ力が優れていたからで
ハーフウェイラインを過ぎたら
クロスを上げてしまう中村よりは
局面を作りやすかったからに他ならない。
決定力云々でいえば、
前田や岡崎が歴代の日本のFWより
巧くなったのではなく、
MFと両方の翼が局面を打開し
展開するためのボール扱いがうまいからであって、
今の全日本で言えば
遠藤 → 本田
長谷部 →以降の
選択肢が増えたからであります。
もちろん 岡崎の裏への飛び込みのセンスや
前田の天性である
前に進む力は好きなのですが
たとえば準決勝の韓国のように
ロングボールをトラップして
自分のボールとしてコントロールして
抜いてかわして…シュート
という技術は彼らにはない。
その分、本田 長谷部の先にもうワンクッション
…それが 香川であり 長友であり 内田であり
彼らのボール扱いがうまいおかげで
日本は得点を上げられていて、
ありがとうな訳なのです。
巧い選手が増えてくると試合がしまってくる
…これが観ていて何より楽しい。
やっと日本が楽しいサッカーをしてくれている
そういうことがとても嬉しいのです。
僕はW杯を除くサッカー日本代表のすべての試合は
「負けてもよいので良い試合を」と切望している。
すべての試合はW杯のための
練習試合としか思っていません。
だから、お金目的で2軍を派遣してくる
サッカー大国との親善試合などは観る気がおきません。
本気でない相手との試合に
得るものはないということで、
やるなら向こうに遠征すべきなのです。
負けたら終わりでなく、
仮に負けても「どういう試合をしたのか」
ということに意味があるのであって、
ほとんど負けていて
ごっつあんPKで勝つことがあったとしても
そういう勝ちは次には続きませんから
喜べないのです。
韓国との準決勝は久しぶりに熱くなりました。
戦略的に抑え気味の韓国に対して
全力で動いた前半は
ここ10年で最高の内容だと思います。
不条理な1点はおもしろいアクシデントでした。
ああいう得点を素直に喜んでいない
韓国のメンバーを観て
(表面上はどうあれ、うーんいいのかなあ~
という心のブレがプレッシャーとなっていた)
ことが少しのマイナスに作用した。
逆に日本は
“なんて不運な…
頭きたけどいつも通りやるべきという
気持ちが少しのプラスになっていた。
この “少しのプラスマイナス” は
前にかかる日本の原動力を
押し上げ同点の連携を生みます。
問題はそのあとでした。
同点のままエンドが替っての後半
始まり~PKまでの内容は
まだまだ日本に課題があることを感じさせてくれた。
ハーフタイムを挟み
テーハミングが新たに注入された韓国相手に
中盤でのボールがつながらなくなり
セカンドボールへの対応が遅れだします。
これは気持ちを切り替えた相手に対して
中途半端に対峙した日本チーム全体の問題です。
とくにチャドゥりの上がりを受けてしまっこと
パクチソンのドリブルを受けてしまったこと
中途半端さがこういう 受け を呼び
攻守が逆転してしまう。
日本がPKで1点を取ると
事態はさらに悪い方向に進みます。
日本がゴール前を固めるという
愚挙に徹し始めるのです。
サッカーを面白くするのは
個人の完成された技術ですが
もうひとつは試合の流れを作り出す
リズムとバランス。
これのないチームは滅びます。
後半まだ時間があるというのに、
1点を守るためになりふり構わないというのは
勝てばよいのだと言う
今さえよければという稚拙な発想です。
その先に女神の微笑みはないのです。
敵陣のコーナー付近でまるで子供のイヤイヤのように
縮こまるプレーを続ける、本田と長友…
これを評価するセルジオも松木のおっさんも
(七波はさすがに違った)
その先になにもないことを再確認して欲しい。
「シュートにゆくな キープしろ」
この発言に同意しなかった七波が普通なのです。
ゴール前の混雑からの1点…
この得点自体はたいしたことではなく、
まあたまたまそこにボールが来て
そこに選手がいて…
なのですが、サッカーの試合はリズムですから
攻守が入れ替わった時間帯が続けば
ああなってしまう。
結果がそうだから
こういうのではなく
無理にキープし始めたら
おかしいというのは
サッカーを観る人間の在り方です。
松木のおつぁん
…嫌いではないのですが
過去の解説でも
敵のぺナルティーエリア付近で
「ファールをもらえ!」とよく口にします。
今回の韓国戦でも
「ああいう不条理なPKが相手に与えられたということは、
こちらもそういうチャンスがあるということだ」
こういう発言はそういうものか
…と聞いてしまう小学生もいるので
ほんとうに止めて欲しいと思う。
Jリーグ発足しての名門
読売~ヴェルディー初代監督
ラモスや加藤久さんとの内乱は
こんな低レベルな話題で起ったのではないはずです。
ついでにセルジオさん
テレビで聴いていてなんだか
声がヘンだったのが気になったが、
もういまの日本が「やれるチーム」
であることはセルジオさんもわかったはず
下手だった日本への辛口コメントから
うまい日本を引き上げる解説をお願いしたいと思う。
うまくなった日本
決勝までゆけて
また経験が増えて
たくましくなるはず。
岡崎なんて
試合を重ねるごとにうまくなれて
幸せだと思う。
FWは失敗しても0だからまだよい。
DFはそうはいかない…
失敗したら マイナスにつながる。
その意味では、
吉田と岩政と今野には期待したい。
それでもキューウェルあたりに破られたなら
それも仕方なし
大きな本番への貴重な経験ですから。
決勝は オージーであります。
あのドイツW杯での
悔しさを我々は忘れていない。
ボコボコにしてやって~いいんです!!
…でも まずは 中味。
中味のある試合内容の先の
“勝利”で よろしくお願いします。
※余談ですが アジアはどこまでアジアなんだろう?
だってウズべキスタンにヨルダンにオーストラリアですぜ
中国、インドをモーラしていることも考えると
人口も世界の半分は超える勢力だし
広すぎ 多すぎ 無理があるでしょう(笑)
まあ、そういう意味では30年後は
いや10年以内(あと2度のW杯くらいの間に)
アジアは世界を獲ることに
なると思うのであります。
いーじー らいだー[紋谷のソコヂカラ]
投稿日時:2009/08/01(土) 00:40
オバマ大統領が、白人の警官と黒人の教授を、
ホワイトハウスに招待?して、一緒にビールを飲んだ。
「 一日の仕事終わりに 男3人がビールを呑んだ…それだけだよ 」
とプレジデントは言う。
事件への発言が、人種問題の論議を巻き起こす騒動になったことに対して…
ここまでやるか…とは思うが、
そのあたりの過敏さは、日本的な感覚では、図れないことであって、
確かに、異例なことではあるが、さすがアメリカンは、打つ手が早く、
分かりやすいパフォーマンスを心得ている。
麻生さんが そのあたりのジイサンやバアサンを、
首相官邸に招待?して、
“あのですね…後期高齢者という意味はですね…みなさんが考えている…
あぁ…”その差別的な表現ではないのです”
などと、いいながら焼酎を飲んでも、絵にならない上に、
本質的には効果がない…
だから、
「しない…よなあ 官房長官 …」
とかいうだけで…結局、しない…やっぱりしない。
当事者が限定されている出来事なのに、
孕んでいる問題が果てしなく大きいからこその、
この対処法であった…のだろうが、
孕んでいる問題が問題だけに、
「あえて、触れない」と言う選択はあったろうに…、
などと思うのは日本人だからか。
あえて火中の栗を拾いに行く…
その行動力に限れば…
ボクは好きであります。
息子がいれば、こんなニュースを観た後に、
いっしょに映画を借りに行くだろうなあ…と思う。
「ドラゴンボール エボルーション 観たいなあ~」
「息子よ…それは間違った選択だ」
「どうして?」
「亀仙人が チョウ・ユンファだぞ! そんな映画観たいか?」
「チョウ・ユンファが誰だか知らないし…」
「そうか。あれはもう…君のイメージするドラゴンボールじゃないから」
「そうなの?」
「ヤムチャとかありえないし…ピッコロに愛がない…
そこがなにより気に入らない…
関めぐみちゃんが出ているのはびっくりしたし、
田村英里子頑張れ…とは思うが…」
「…えっ?…父さん観たの?」
「…観た…わ…わるいか?…観ないでケチはつけないぞ!」
「…じゃあ…なんにするの?」
ここで、旧作コーナーに連れて行くのであります。
手に取るタイトルは… 「アラバマ物語」と「夜の大捜査戦」
(ひとり言)…いやいや ふたつとも人種問題はきついか…
そうだ!人種問題だけじゃないな…
「夜の…」を戻し、アメリカンニューシネマのコーナーに移動する。
「おまえいつかは アメリカに行くだろうな」
「えっ?…去年行ったよ。」
「なに? そうなのか?」
「うん。高校の修学旅行で…」
「なんだと?修学旅行!?
…母さん…そんなことはひと言も…まあいい。…でどこに行った?」
「どこって、ディズニーランドとヤンキース」
「なに?それでなにを感じた?」
「でかい 楽しい… あと、ケーキが甘かった…」
「それだけか?」
「うん」
(ひとり言)…いかん。いかん。これはいかん。
アメリカの本質を分かってないじゃないか。
まずは、「俺たちに明日はない」からか…いやいや
「卒業」か…うーん。
「真夜中のカーボーイ」よりは
「スケアクロウ」の方がが分かりやすいか?
「父さん…早くしてよ」
(ひとり言)…「タクシードライバー」を昼間に観るというのもなんだし、
「狼たちの午後」もなあ…
「ワイルドバンチ」も…うーん…ドンパチドンパチは、まずは避けて…
「それにするの?」
「そう。これ!イージーライダー」
「面白いの?」
「面白くはない」
「ええッ~面白くないの?」
「面白くはないが…オマエには 観ておいて欲しい映画で、
こういうところから、アメリカの本質を感じて欲しい」
「…それって、この前、読め!って持ってきた
ジャックケルアックの『路上』って小説みたいなこと?」
「そうだ」
「あれも、ぜんぜん面白くなかったよ」
「…そうか。父さんも、ぜんぜん面白くなかった(笑)
…でも、まずは ボーントゥビーワイルドだ」
「なにそれ?」
「まあ、いい。とにかく観よう…話はそれからだ」
…川崎の友人宅に 招かれた。
ひと晩ごやっかいになり、翌朝、送ってもらうことに。
「ハーレーダビッドソン ダイナローライダー」 のケツに乗る。
このカラーリングは オリオンといって
世界に200台 日本に3台しかないらしい。
その希少性よりも、ハンドルの形状と ピカピカの車体…
なによりエンジン音に圧倒された。
排ガス規制の適合で、現行のモデルはキャブから、
インジェクション化され、運転状況に応じた
空熱比の制御で、燃費の向上と環境配慮されているらしい。
…でも、そこんところをいじって、…ほらこの音…
「ズドドドド!!!」(あえて形容するとこんな感じ)…
アイドリング時の音…これが最高!
…でもね…ほら 高速に回すと…
とたんに静かになるんですわ。
しかし、このハンドルは…なんというか …なに?
まるで鉄棒をつかんでいるようだ…
それでも、乗る姿のバランスで見ると、格好いい。
チョッパーというのは、ハンドルの形状のことじゃないんですわ。
カスタムするってことの総称。
ハーレー乗りは、自分流にカスタムすることで
楽しんでる人が多いんですよ。
初の2人乗り…とのことで、後ろのボクとしては、
少しでも運転しやすいように気を使う。
特に、信号の多い一般道路では、乗り難いようで、
特に停まる際のブレーキング…は少し怖い。
ハーレーは日本のバイクなんかと比べると、
ブレーキの効きが悪いんです。
だって、アメリカ大陸を、旅するバイク…
ちょろちょろ停まる必要もないから、
ブレーキなんて重要じゃないんです。
なるほど。
むかし、日本のバイクに乗っている時は、
横を他のバイクに抜かれると…
なにをこら!…と追いかけたもんですが、
こいつに乗ってからは…はいはい、
どうぞお先に…って気持ちになれるから不思議ですね。
途中、赤いフェラーリが横に並んだ。
まことにもって対極の極み。
向こうのドライバーの心境になってみる。
「横にポルシェがきたら死んでも負けない。
レくサス?…ちゃんちゃらだぜ!
…おいおい。またエコカーかよ。やる気でねえなあ。
……おっ!? ハーレーか…おまえにゃ敵わねえ~ある意味な。」
ハーレーに乗るようになって、
他の趣味はほとんどしなくなったらしい。
僕自身は 乗れないと思う…乗ってはいけないし、
乗るキャラではない。
でも、こういう人生の楽しみを持っていることはうらやましい…
その姿はまことに格好よかった。
コミューンもなければ、ドラックもなく、拒絶すら感じない
…大田区から戸塚までの30分の旅…
しばしのジャックニコルソン でありました。
TOUR de FRANCE[紋谷のソコヂカラ]
投稿日時:2009/07/14(火) 11:25
勝ちはしたものの、ナダルの強さが目立ち…
「もうフェデラーの時代は終わったかなあ」
と感じた。
翌年は案の定…ナダルがチャンピオンに。
そして、今年、ヘンなシャツとともにナダルが早々と消えると、
ただのビックサーバーから、オールラウンダーへと成長した、
ロディックを驚異的な精神力と技量で振り切り、またまた、
フェデラーが優勝してしまった。
スポーツの世界でも、しばしば“世代交代”なる言葉が使われるが、
こと、テニスに限っては、王者はまだまだ王者のようだ。
王者までの道のりは果てしなく遠く、
最後には現王者というラスボスを倒さねば、
新たなる覇者にはなれない。
チームでの競技はさて置いて、個人でこの道にチャレンジするアスリートは、
技術や体力といった要素はもちろん、類稀な精神力が必要なのだと思う。
最後に一番になる精神力。
しばし実況するアナウンサーが言う
「さすが○○。ここは決めます」
…というところだ。
サッカーのゴールは すべてまぐれである。
僕は、前からこう思っている。
たぶん、ほとんどのシュートはだいたいあの辺りに、
まあこの程度のチカラ加減で…
蹴っているのだと思う。
Cロナウドクラスでどうかなあ…?と感じるくらいで、
もう玉田あたりになれば、ほとんど
なんとなくであろうと思う。
だって、足だもの。
ロングホールなのに2打で、グリーン脇に持ってきたゴルファーが、
寄せるつもりで打ったあくまでもアプローチがカップイン。
観客は、歓声を上げ、見事なイーグルと讃えるが、
これも当然まぐれ。
運も実力のうち。
とはいうものの、まぐれはまぐれであります。
これも、手の先の棒の先
…といえばそのなせる業。
ただ、ドライバーで300ヤード近く飛ばし、
アプローチも完璧で、パットも絶妙…
その上に、たとえ、何回かのまぐれが重なったとしても、
一番になる精神力がなければ、
…たとえば全英オープンでは優勝はできないと思う。
陸上や水泳のようなタイムレースでは、このまぐれはありえない。
実力相応の結果にしかならないのが、厳しいところ。
今年もツールドフランスが 始まった。
なにをおいても、新城と別府。
この2名の日本人が出場することに、驚き、興奮しています。
世界的には、知名度、関心度が高いものの、
日本ではマイナーなスポーツといえば、
ヨットと自転車でしょう。
ヨットは、やはり海洋国しか参加せず、しかもブルジョア的な
スポーツであることを考えると、
一家に1台はある自転車の方が遥かに身近。
…にも関わらず、そのサイクルロードレース最高峰のイベントは、
日本ではまだまだ知られていない。
競技時間が長すぎるから、日本のテレビ向きではない上に、
日本人が出ていないのだから、応援しようがない。
奥寺さんのブンデスリーグデビューの時代、
日本のサッカーはマイナーでした。
野茂の大リーグデビュー
田伏のNBAデビュー
共に、メディアが大々的に取り上げたのは、
両スポーツが日本でなじみであったから。
この2人のツール出場は正確には 3人目、4人目 。
でも、先達のひとりは、はるか昔の個人参加で
2年連続で第1ステージでリタイア。
1996年に出場した今中大介は第14ステージでリタイア…
それでも、彼は、近代ツールに出場した唯一の日本人。
そして、今年、2名の日本人が出場する。
目標は ずばり…「完走」
知らない人は…?えっ?…完走なの目標が?
と思われることだろうが。
もう「完走」するだけで充分なのです。
完走するのもたいへんなことなのです。
そして、この完走が来年につながるのです。
今年のツールは 7連覇した絶対王者、アームストロングが復活。
作年、不出場だった、1昨年の覇者、コンタドールも参加。
予想外の前回優勝者、サストレと近年の真の王者対決でもある。
ここに、世代交代をもくろむイケメンシュレックや
2年連続総合2位のエバンスが絡む。
モナコから始まるコースレイアウト
(毎年、設定されるコースは異なります)の面白さ。
復活したチームTT…などなど見所が多い。
ちなみにこのスポーツで まぐれは ありえない。
体力と知力とチーム力…そして強靭な精神力
この限界勝負です。
今日は、第9ステージ。
前半の山場 標高2115Mのツールマレー峠を駆け上がる。
最後に一番になる精神力は誰にあるのか。
恐らく10年後は日本でもメジャースポーツになることを願い。
まずは、楽しむことにします。
箱根駅伝とラジオの話し[紋谷のソコヂカラ]
投稿日時:2008/12/22(月) 00:08
…と言われる。
ええっ!?…中には、あなた様まで…という方まで。
メールで感想を送ってくださる方もいる。
ありがたい。見ていてくれるだけで充分なのに。
まったく見ず知らずの方に、どう思われようと、
突き詰めれば開き直ることが出来る、
しかしそれが、「この話し、あの方も見ているんだよなあ~」
と思うと、なかなかどうして 意識をしてしまう。
「そんなこと気にすることないよ。好きに書けば」
と皆がいう…しかしそうもいかない。
そういうものである。
一番、多いメッセージは、
「頑張っている姿が、自分の勇気になる」
というもの…ありがたい話しなのですが、
僕としての本音は…背中の辺りがむず痒い。
治療に向かっては、
「がんばるぞお!」…という心持ちというより、
目の前にしなければならないことがあるから、
しているだけであります。
面倒臭いし、気持ち悪いし、怖いから…。
ただモノは、言いよう、受け止めようで。
「生きててくれりゃ~それでいんだよ」
と言われると、
「生きているだけでいいんなら、生きていよう」
とすんなり心に落ちる。
マラソンや駅伝のランナーが、
「沿道の観客から勇気を頂きました」
と言うが、内心はどうなのだろうか。
「男なら、けして後ろを振り返るようなことはするな!」
と父に叱責され、自衛隊の上官に、競技に支障が出るからと、
愛する婚約者との仲も引き裂かれ…
それでも最後には、
「父上様、母上様、三日とろろ美味しうございました…」と
重責を果たせない自分の弱さを悔やんで亡くなられた、
不世出のマラソンランナーの本音はどうであったのだろう。
以前、有森さんだったか、Qちゃんだったか…
“がんばれ”のひと言が辛い…と言っていた。
とはいえ、声をかける側としては、
「がんばれ」としかいい様がないのである。
遥か昔のことですが、僕の友人は、その年、
箱根駅伝を走るチャンスを逸した。
箱根駅伝を走ることを夢見て、大学を選び、
それこそ寝食を端に置いても、走っていたのに。
バイトで知り合ったのですが、
下馬から渋谷まで毎日の行き帰りもランニング。
タバコはもちろんバーボンも麻雀もスキーもディスコも
当時の20歳の娯楽などには一切関わらず、
ただ、ひたすら、走っていた。
バイトも合宿の費用を捻出するため。
東京のあやかしに虜にされてしまい、
毎日、息抜きばかりしていて、もう息は吸うものではなく、
抜くもの…と怠惰な日常を送っていた自分とはまったくの正反対。
そんな彼でも、箱根には出られなかった。
彼に才能がなかったわけではない。
しかし、彼がレギュラーだった2年間は、
彼の大学は出場権を逃し、
やっと出られるとなった大学最後の年、
彼のピークは終わっていただけのことである。
「なぜ、そんなに箱根に出たいのか?」
と聞いたことがある。
「自分でもわからないが、襷を繋ぐというのは、
一人で走るのとは違う。
もらった気持ちを、まあ自分が伝える。
この使命がたまらなく燃えるんだよ」
と言っていた。
そうか。
自分のためだけに走るというなら、
あそこまでストイックに練習に打ち込めなかったかもしれない。
誰かのために人は頑張る…そういうことなんだと思った。
今年、85回目となる箱根駅伝。
なんとなくの気まぐれで、
讀賣新聞のアンケートに応募したら、
記念のタオルが贈られてきた。
得をしてしまった(笑)。
だから、宣伝するわけでもないが、今年の箱根は面白い。
今年は、史上最多の23チームの出場。
平成の常勝軍団「駒澤」に、
前回往路を制した、渡辺監督の早稲田がどう挑むか
…はもちろん、予選会で3位に入った、
上州からの新風「上武大学」
(出場22大学※1チームは学連選抜※の中で、
実力は22番目と監督自ら語る)が
シード権争いに絡めるのかに注目している。
後は、歴代5位、出場66回を誇りながら、
往路、復路、総合とも一度も優勝していない「東洋大学」。
全日本と出雲でも調子が良く、豊富な箱根経験者に加え、
スパールーキー柏原もいる。
個人では花の2区…竹沢とモグスの戦い。
加えて、4年連続の区間新という偉業を果たすか、
東海大の佐藤。
出身高の応援もさることながら、
今年も“繋ぐ”という若者の心の強さを観て見たい。
どうでもよいことですが、僕は2区~3区の繋ぎ目、
“戸塚中継所”の近所に住んでいる。
毎年、年始は2日まで実家に居て、
3日の早朝に車で戻ってくるので、
往路はテレビ観戦。
翌朝は、朝5時過ぎには、実家の静岡を出て、
復路がスタートする前には戸塚に着いている。
自宅に着くと、芦ノ湖のからの時間差スタートが始まる…
といった具合。
自宅に戻り、昼ごろ…テレビで
「大和バス停付近…ただいま28Kmの渋滞です」
というアナウンスを聞きながら、
「アホでえ~」とせせら笑うのが、
何より楽しみであります。
昨年は、病院と自宅で年を越したので、
帰省できていませんが、今年は電車で帰省する予定です。
先週のブログには、
「僕も、ザ・パンチ好きです。
お気に入りは“お願いだら、砂漠の真ん中で、
ラクダに逃げられてえ~”です」
とメールを頂きました。
また、最近のコマーシャル事情に関しては、
「通販、生保、パチンコは、本当にお金の無駄使い。
私の場合は、それに消費者金融が加わり、
車のコマーシャルも…始まっ瞬間にチャンネル変えます」
だそうです。
僕は、ラジオを聞くのが好きです。
銀座の飲み屋のオヤジ時代の、2/3は車で通勤していて、
もっぱらラジオつけていました。
初めは、FM系のポップな局に合わせていたのですが、
●パーソナリティーが、ただのノリで喋るだけで、うるさい。
●名曲をフルコーラス流さない。
●やたら、タイアップの商品の宣伝。
以上の理由で辟易してから、
NHKに移行…以来、チャンネルはいじっていません。
ニュースはもちろんですが、
NHKは素晴らしいコンテンツを配信しています。
特に、深夜の枠は、身になる情報が多いです。
同じビジネスがテーマでもその掘り下げ方が深く、
たとえば、アメリカ金融情勢などは、
現地の証券マンやアナリストとをスタジオが繋ぎ、
しかもこちらの聞き手も、経済通の記者さんなどを配し、
具体的なやりとりを、じっくり聴かせてくれますから、良く分かる。
特に、スタンスがニュートラルなのが嬉しい。
こういう生の情報を聴いてしまうと、
民法テレビでの“こう見させたい”という
視聴者の誘導や、批判の活字が躍る大手の新聞などは、
いらないと思えてします。
サブプライム問題も、まだ不動産会社がローンを
金融商品のパッケージにして、売りさばいていた頃に、
「ゆくゆくはどんな影響に波及してゆくか」を教えてくれていました。
また、僕は海外の情報に目がないのですが…
これも、現地在住のさまざまな日本人が、
いまのEUの中でも、フランスの若者は過激だとか、
カシミール地方に住まう人の暮らしぶりやら、
オーストラリアの政局の話し…
上海で流行っている甘いもの…
カナダの住宅事情などなど、
そこに住んでこそ分かる、
生の視点で教えてくれるのが何よりで、
メディアに情報と加工される前の、
ありのままが分かます。
特に、ラジオは「映像がないという、不都合のメディア」、
これが逆に、
「音声だけで伝えるための、
コンテンツの中味や伝えるテクニックを、
総合的に高めてくれている」ので、
結果、質の高いメディアになっているのでしょう。
ためしに、民法のテレビを、目をふさいで聴いて見てください。
当たり前とはいえ、
聴けたものではないですよ…
たぶん…
したことはないけど(笑)。
こう考えると、
「楽だ、便利だ、一瞬だ、派手だキレイだお約束だ」の
完璧な姿を追い求めず、
そもそも、一箇所でも決定的な“不都合”があるくらいの方が、
ほんとうによいものは出来上がるのかもしれません。
最後に さっき聴いたラジオCM
女性の可愛い声…
「ねえ?クリスマスどこ行くう♪~
ワタシ~遊園地行きたぁ~い~♪」
男…「行きたかねえよ!人がうざいよ」
女性の…「うふふっ♪ なに食べよっか…
わたしフランス料理が食べたいわ♪」
男…「食いたかねえし…食ったことねえし」
ナレーション
「隣の部屋の電話の声が気になったら…引越しましょう。
○○○不動産情報は、あなたの味方です」