紋谷のソコヂカラ ブログテーマ:戯れ言

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インフル

投稿日時:2009/11/17(火) 23:13

坂を転げ落ちるように寒くなってきた。
深まる秋という情緒さを感じる間もない。

年の瀬を迎える前に…今年1年のことを思い出し…
整理して反省して来年を準備する…
そういうことをゆっくり考えるために、この季節はある。

せわしない師走の前にこそ意味があるのだが…
この寒さでは一挙に今年の終わりが来てしまう。
都市(正解には近郊)特有の薄寒い感じが、
なんだか忘れ物をしている気にもなり落ち着かない。

ボクは風邪をあまり引かない。
思い返しても…ここ2、3年は引いていないと思う。

まぁそれどころではなかったから…
ウィルスも遠慮してくれたのだろう。
周りには、風邪を引いた…と言う友人が増えている。
新型なのか季節性なのか、
はたまたただの風邪(笑)なのかわからないので、
簡単にお見舞いの言葉も言えない。

「なんか食べて、あったかくして、じゃんじゃん寝なさいね」
なんて訳ではないこともある。

後輩のTは、よく風邪を引く…
それも春先や盛夏だったりするものだから…
聞かされても、あまり緊張感はない。
ただ、T君の風邪は、家族の誰かがいったん風邪にかかると…
必ず家族全員に伝染するらしく…大事となる。

たいていは、まず子供たちが順番にかかり、
ついで奥さん…最後に本人という順になることが多いという。

小学生の持ち込んだウィルスにやられるって、
どこまで免疫ないんだキミは…
なんて軽口を この時期は言えない。

新型インフルエンザと言えば、
文春で小林信彦さんが怒っていた…
しかも2回に渡り。

いつも思慮深く 博学明晰な彼が、
ある人物を名指しで実名で怒っていたのでびっくりした。

発端は同誌の阿川さんのコラムに、
厚労省医系技官の木村盛世さんがゲストに来られ
「健康局長のU氏は、新型インフルエンザのワクチン輸入を阻止し、
 ワクチンを国内の弱小4社にしか製造を許可していない…
 この理由がU氏個人の利権と天下り先のため」
と暴露したことによる。

厚労省には医師免許をもった医系技官が250人いて…
まるで役に立たないことは…なんだか聞いていたが、
ご自分が“実際に見聞き”したことをお書きになる小林氏が、
「たまったものではない」と他人のコラムを読んで
ここまで怒ることも珍しく…
そちらの方が気になった。

風邪を引かない馬鹿ものは鈍感なのだろうか。
しかしこの件のU氏…
事実ならばもっと糾弾すべきなのだが…
あまり報道されている記憶がない。

自らの不勉強を顧みず
「官僚主導がおかしい」と言う輩が可笑しい…
と思っていたが、
おかしい官僚を白日に晒すことが出来ないモラルが
蔓延していることがもっとおかしいと思う。

…と ここまで書いたらパソコンが 落ちた。
…半年前から…液晶画面を持ち上げると真っ白くなってしまうので…
キーボードから10cmしか持ち上がらず…
覗き込んで使っていたが…
ついに先ほど…旅立たれたようだ。

最期に「キュウン…」と一声哭いて。

良純さんのアドバイスに従って
タウンページを探すことにします
…携帯で打つのは疲れるので
…復旧まで お休みです。

寒くなります 風邪などに負けませんよう
…ご自愛を




夏の不条理 

投稿日時:2009/08/10(月) 09:39



天候が、異常なせいなのか。
月が太陽を隠してしまったせいなのか…
ここのところ、 普通ではない出来事や、
有名人の唐突な訃報が、連日、報道され、
どうも なんというか 落ち着かない。
 
中学時代に カミューの異邦人を読んで 
主人公ムルソーの行動がさっぱり理解できないまま書いた
夏休みの読書感想文をなんとなく思い出した。
 
「太陽が まぶしい からって 他人を殺めていたら、
 夏は誰もいなくなってしまう 」
とかなんとか そういうことを書いた。
 
現国の鈴木光子先生は、

「不条理って 感じ わかる?」 と聞かれ、

「 そういうのは ごまかしなんではないか 」と答え、

笑われた思い出をなんとなく思い出した。
 
社会に出てから(ボクの場合は 東京に来てからの方が近いか)
さまざまな不条理と思われる出来事にぶつかるたびに…
すべてが 理のあるがままにあるわけではなく、 
なんだかわかんないけど 世の中は未完成なものだから、
いくら突き詰めても “それが正しい”ってことはないんだ
などと、納得した(つもり)で 生きてきて、 
この歳になっても、自分に言い訳するときに、
都合よくそう解釈している。
 
しかし 世の中 不条理で満ちている。
 
ノリピーの失踪に衝撃を受けた。
 
「マンモスラッピイ」
には、まったく同調できなかったが、
「うさぎって…寂しいと…死んじゃうんだよ…」 
この台詞は、おまえはウサギなのか!?…と
突っ込む隙を与えず、心に突き刺さり、
彼女の純粋で無垢なイメージは、
絶対普遍なものと僕の中では定着した。
 
ちなみに、ファンではない。
 
ファンではないが、「よいイメージのまま机にしまった」
そういう存在。
 
そういうようなことを、若い女性に話すと、
 
「…はあ?…あの娘は はじめから胡散臭い臭いが
 プンプンあったじゃない!気がつかなかったの?」
なんてことを言われた。
 
そうか?そうなのか?…おかしい 不条理だ… 
 
事件の真相は 暴かないでくれ 「藪の中に…」でいい。 
うさぎは白いままで…。
 
 

音楽業界では、最近、CD購入世代を見越して、
往年のバンドが、ぞくぞくと再結成をしている。
バンドに限らず、おっさんシンガーの活躍も然り…
往年のスターが 昔のご自身のヒット曲を 
今のお歳で歌われると…どうも落ち着かない。
 
声が違い…ノリが違い…サビなど、音程を落とし、歌われたりすると 
余計に違和感を感じ、やっぱり ボクは、あの時代の 
あの声が好きであって、今、歌われても 
逆にがっかりだなあ…と感じる。
 
そんな中、忌野清志郎さんを聴き直してみた。
 
「雨上がりの夜空に」と「OH! RADIO」 
 
テーマの変化、もちろんある。 
とんがったメッセージが、応援歌になっている…
そういう違いは抜きにして、
メロディーやリズムに限れば昔は昔、今は今で 
自分の最高のパフォーマンスに仕上げている感じがよくわかる。
時代を経てもかすれない力を感じるのです。
 
理由は、かんたん。
歌い続けているからなのでしょうが、
歌い続けることが出来ていることは即ち、
それだけ一線にいることができる力を維持していたということで、
その意味でもすごい人だなあ…と思う。
 
「こんな夜に発射できない…」 

ここにも不条理が これほどの不条理が…(笑)
 
大原麗子さんの、人生が報道されている。
天然のおおらかさ…わがままさ みたいなことを。

ボクが、芸能マネージャーとして
ある大御所の付き人をしていたのは…
もう25年ほど前の話し。
 
忘れもしない初仕事は、渋谷PARCO劇場の舞台でした。
 
門前仲町の稽古場での練習期間を終え、
ゲネプロ前から 渋谷入り…ちょうどいま頃の季節。
 
「カサノバ85’」 
暴君カサノバが、現代のニューヨークで復活したら…というお話し。
 
主演は 「おい!ちーぼー」の石立鉄男さん 
脇に川崎麻世君 西岡徳馬さん などなど
演出は福田陽一郎先生
 
わがボスは…東宝のニューフェイス 宝田 明 
 
同じ年の2月 「愚かな女」で夏目雅子さんと競演していて、
ボクはどうにもこうにも夏目雅子ファンでありましたから、
もう少し前に この仕事を始めていたらと…残念でたまりませんでした。
 
初日の幕が開き ほどなくしてのシーン 
主役の石立さんが …「オレは カサノバだあ~」と
立ち上がり 叫ぶシーン。
 
振り上げた手が 勢い余り…石立さんのカツラが客席に飛んでしまう…
そんなハプニングがケチのつけ始め。
 
この劇は、よせばよいのにミュージカル仕立て…
テレビでの活躍が多い石立さんは歌が苦手なのです。
 
舞台でのライブ音は、出番を待ち、準備しているほかの俳優さんの
楽屋のスピーカーから流れてきます。
 
舞台経験の長い、特に歌には自信のある宝田には、
そのスピーカーから聞こえてくる音痴?な歌が気に入りません。
 
聞くほどに、腹が立つご様子。
 
そうなると、その怒りの矛先は僕に向きます。
 
「おい!もんや あの歌止めさせてこい!」
 
「この靴下は 気に入らない 他のもってこい!」
 
「おまえは どうしてそんなにトロイんだ!…ボケ! カス!」
 

大御所は、PARCO劇場に車でやってきます。
自分で運転してやってきます。
 
大御所は、入りの時間もギリギリのため、
駐車場に入れていたら、間に合わないタイミングもしばしばで、
 
そういう時は…僕が公園通りの真ん中あたりで 
待ちうけ…彼が車を止め、降りるや否や、
運転を替わり駐車場に入れる役です。

たとえ、公園通りが、どんなに混んでいても 
大御所は気にしません。

スモークを張った巨大なキャデラックを堂々と道の真ん中に停め…
さっさと降りてしまいます。
 
真夏の公園通りで 時間を気にしながら、汗だくの30分 
…いつくるかいつくるかと 丸いの交差点を凝視し続け、
「きたあ…!!」 見つけるや 僕は走ります。 
前が詰まった瞬間に 大御所は 車を止めて降りてしまので、
とにかく 見つけて走るのです。
 
予め 丸いの交差点付近に いれば?… 
いやいや 彼はとにかく、なるべくPARCO劇場近くで降りたいので、
前が空いていれば…どんどん公園通りをあがっていってしまうのです。
たとえ、交差点付近で 僕を発見しても…お構いなし…

「おまえはこんなとこで何をしているにだ!!」と
怒鳴れらるだけなのです。
 
つまり、僕が交差点で待ち受けていても、
結局は追いかけて坂を登らねばならず、そうであるならば 
坂の上から下って駆けたほうが、まだ楽と言うわけです。
 
公演4日目に 宝田 石立 川崎とからむシーン。 
台本で言うと6Pに渡るシーンで石立さんが台詞を飛ばします。
しかも2ページ分… 

そこは芸達者な 宝田と川崎…
とっさのアドリブで事なきを得ますが…
 
その後が大変 
「それみたことか! だから舞台経験のない役者と組むのは嫌なんだ」
 と怒鳴り散らします。
 
そのシーンの少しあと、舞台の裏手 
上下を入れ替える細い通路で 
宝田と石立さんがすれ違いました。
 
暑く狭い通路 …僕は
宝田を団扇で扇ぎながら 進んでいました。
 
石立さんが「さっきは すいませんでした」と丁寧に頭をさげます。

…しかし 大御所 ちらっと一瞥をくれただけ、
ほとんど無視をしたまま 行過ぎます。
 
僕は思いました。その態度はいくらなんでも 
ひどいのではないか…と。
 
同じ舞台の仲間として、人のありようとして
…いかがなものかと。
 
しかし、付き人は虫けらです 
虫けらが大御所に 物申すなどありえません。
 
その晩、夜の公演のあと、
僕は石立さんの楽屋を訪ねました。
 
「今日は、宝田が失礼しました。」と頭をさげ、
田舎から届いた新茶を差しあげました。
 
何日か後、帰りのエレベーターで石立さんとご一緒に…
 
「おう…君は 宝田さんとこの…このまえは 
 ありがとな。 …これやるよ」
 
…とファンの方々から頂いた大きなダンボールの中から
日本酒を二本引き出し 僕に差し出します。
 
「…あっ!ありがとうございます」
 
やはり 人と人とは こういうものなんだ 
…と うれしくなりました。
 
その晩、次の仕事があったので、いただいた日本酒は 
宝田の楽屋にいったん置き、PARCO劇場を後にしました。
 

翌日は僕が 違う仕事でPARCO劇場には行かず 
その翌日…
楽屋に行って見ると 
…いただいた日本酒がありません。
 
あれ…?と思っていると 宝田が現われ 言います。
 
「…おい 昨日 ここにあった日本酒 
 …オレに差し入れだろ 昨日帰って飲んだぞ
 …なかなかうまかった」
 

世の中は不条理で満ちている 絶対に 満ちている。
 
「…ところで、誰の差し入れだ?」
 
「…はい…あっ…あれは…」
 
「なんだ…はっきりしろ!」
 
「はい 石立さんが 先日のお詫びにと…ボスにいただいたものです」
 
「… おっ! そうか。 あいつもなかなか気が効くなあ
 …ちゃんとお礼、言っておけよ…オマエが!」
 

思い返せばまだ経験も浅く仕事に不慣れなこんな若造の僕
…不条理?

…なにを言っているのだ
 
100年早い…そんなことを考える前に、動け、走れ 
…なのだなあ。
 
太陽がまぶしい 夏でありました。



他人事ではありますが…無学な自分のひとりごと

投稿日時:2009/06/25(木) 12:25


「外車がまったく売れない…」と
友人の中古車ディーラーは、ぼやいている。
片や、人気のハイブリッド車は、いま申し込んでも、
納車が来年になるそうだ。

そもそも、ハイブリッドってなんだ?
 …とその友人に聞くと

「車の発進時に、エンジン使わないで、モーターで始動する。
   つまりエンジン切っているからガソリン食わないし、静かだし…で 
   走行中にあるスピードまで上がると、エンジン走行に切り替わる」
 
のだそうだ。
 
みなさんはご存知なのでしょうね。 
ボクはまったく知りませんでした。
 
ついでに業界事情で言えば、
 
「TOYOTAがプリウスをいの一番に発表して、ライバルホンダが
   インサイトで価格を下げて追随。
 ほんでもって、プリウスも値段を下げて…価格競争している。
   日産も参戦。」
 
なのだそうだ。
 
ついでに言うと…三菱は100%の電気自動車
アイミーブなるものを発表したらしい。
 
彼は、このエコカー隆盛時に、
外車など売れるはずがないとぼやいている。
…でも そんな中でマツダの開発姿勢はひと味違うらしい。
 
「モーターがどうした、クルマが停まったら、
   エンジン切ってしまえばよいのだ」
 
という発想まで一挙に飛んで…
アイドリングストップ車を発売したそうだ。
 
それが、アクセラ という車。
 
この背景はよくわからない、ハイブリッドを作る技術がないのか、
開発費用の問題なのか、
そうではなく、あくまで商品戦略の成せる業なのか…
ただ、アクセラは、省エネやエコだけでなく、
 
「車なんだから走りの快適さを合わせて打ち出すのが本来だろう」
…とエコスポーツなるコンセプトを打ち出している。
 
この、“エコもいいけど、車は走りじゃん!!”

というところが、 友人にはうれしい…と言っていた。

なるほど。
 
 
自宅に帰り、そう思ってみていると、
なんの面白みもない車のCFも違って見える。
デミオ なる車がマツダのいまの一押しらしい…
「調べてみたら マツダでした」である。
確かに、走りも大切…というメッセージだ。
 

このCFを見て考えた。
これは ビールや飲料水のCFと似ている。
はじめは「 カロリーオフや 糖分ゼロ 」を謳い… 
その後に 「うまさがなければダメ」
というメッセージが付け加わった 
あの一連のCFと同じだ。
 
このわかりやすく人を食った広告宣伝を 
消費者はそのまま受け入れて、
購買意欲に繋げているのだろうか。
 
「クルマ 買い換えたんだ?」
「うん だって エコじゃん」
とかそういうことか。
 
「減税だしね」
とかそういうこと?
 
「またあ~この子は、炭酸ばかり飲んで~ぇ(怒)」
「だって…糖分ゼロだよ…ママ」
「だったら いいわね」
…と、そういうことなのだろうか。
 
ETCが1000円だから、高速で大渋滞になって、
「うーん 安いのはよかったけど、
   この渋滞はなんとかして欲しいですね」

とか、ニュースのインタビューで応えていた人を見て、

「だったら 行くな」
 
…と、思わず口にしている人も、

…エコカーに、ゼロな炭酸飲料なのだろうか。
 
 
学生時代にアメリカ。
コーラーを口にした僕を見て、
 
「ダメよ そんなの飲んじゃ~こっつちよ こっち」
糖分ゼロなるコカコーラを片手に彼らは言った。
 
「そもそも、コーラ(炭酸飲料全般という意味で
コーラだけの話しではありません)って飲みすぎると、
骨を溶かすとか言わない?
それは、大げさにしても、決して体にいいとは思わないんだけど」
というと、彼らは馬鹿にした目でボクを見た。
 
ボクとしては、そもそも美味しくて飲むんだから
…体にいいとか関係ない。

もし、そこまで体に気を使うなら…飲まなきゃいいじゃん!
と言いたかっただけなのだが、彼らにはまったく理解されなかった。
 
その時は、こいつらは 物事の本質を履き違えている民族なのか?
なんて、今より、だいぶん若い自分は、偉そうに感じたものだが…

偉そうで 思い出した 
おやじになった自分の恥ずかしい出来事。
 
以前、このブログで、「情けは人のためならず」について触れた…
この時ボクは、この言葉の意味を…
 
「情けは やたらにかけてはならないもんだよ 
   その人のためにならないから」
という意味に理解していたのであります。
 
その後、友人から
 
「使い方間違ってる。人に情けをかけることは、めぐりめぐって、
   自分に返ってくることだから、、
   他人のためじゃなくて自分のためになるんだよ。
   だから他人にどんどん情けをかけましょう。って意味。
   決して、むやみに情けをかけることはよくない…という
   意味じゃないのよ、世の中、
   一般駅に流布しちゃってる間違いなんだけど…」
 
とご指摘(原文ママ)を受けた。
 
なるほど…と恥ずかしいながらも、
こういう指摘をしてくれる友人をうれしく、
改めて、ありがたく思いました。
 
自らの無学を意識して、謙虚に…と改めて感じました。
 


ありがとう。
 
ここ1週間で
 「子供ができました」
 「結婚します」
 「大阪に異動です」
  「離婚します」
 「乳がんになりました」
 「夏休みバリ島に行きます…あっ彼氏できたんです」
   「取引先が倒産しました」
 「部下が躁鬱に…」「今夜の晩御飯のアイデアください」

とまあ…いろいろな メールを頂戴しました。



それぞれに思いをこめて返信しておりますが、
自分が停まっていても、回りは動いているんだなあ~
などと、妙に感心してしまいました。 
 
自らの人生は、他人に残るというのが、持論ですが…
ボクに限れば、残せるなどと、まだまだおこがましく 
無学、半端モノだとも自覚しています。
 
ただ、皆さん、ボクが、中途半端なエコと、カロリーオフは 
大の苦手だということを覚えておいてください。




平和の国

投稿日時:2009/06/03(水) 09:57

また、世界平和ランキングが発表された…
日本は昨年から2ランク下がって「第7位」。
G8(主要国)の中ではトップ。

ちなみに、1位はニュージーランド。
以下…デンマーク、ノルウェイ、アイスランド、
オーストリア、スウェーデンと続く。
 
ニュージーランド以外は北欧国が独占する。
対象は、144カ国。
アジアでは韓国33位、中国74位であります。
 
北朝鮮は131位。それより低いのが
イスラエル141位や、
アフガニスタン143位、
最下位は、またまたイラク。
3年連続らしい。
 
下位には、中東、アフリカ、旧ソ連…が名を連ねる。
なんでもランキングするのが好きな
イギリス人がいくつかの指標に照らし
発表しているこのランキング。
 
指標の中の、「近隣諸国との緊張度合い」がなければ、
平和の評価はもっと上にいるというのも、
なんだかなあ…とも思うし、
要するに島国的な「ことなかれ日和見国家」
だからと言われれば、
それはそうだとも思うのだが、
 
日本より上位の国は そのすべてが、
人口1000万人以下。(アイスランドは32万人)
日本は1億2000万人だから、これだけ人がいて、
先進国で、平和と言うのはすごいことだと思う。
 
昨日のこと、
 
有楽町を歩いていた。…マリオンあたり。
携帯のメールを眺めながら…数寄屋橋交差点の方へ… 
すると
 
「ちょと ちょっと」 と呼び止められた。
 
振り返ると、お巡りさんが追いかけてきた。
 
「携帯…見ながら…どちらか お探しですか?」
 
「…はあ??」
 
「いやあ…どちらかお探しかなあ…と思って」
 
「はい?…別に…歩いているだけですが」
 
「…カバンの中味を見せていただいてもよろしいですかね?」
 
…不審者と思われているのか…僕が…そうか…(笑)
 
 
「…ボクって、そんなに不審人物に見えますか?」
 
「いや、いや、ほら 最近ぶっそうでしょ」
 
物腰も柔らかだし、顔も笑顔なのだが…目が笑ってない。
 
「でも、わざわざ、追っかけてきて、声をかけるというのは
   …なんですか?…僕はそんなにヘンですか?」
 
「いや、いや…」
 
そういいながら、カバンを調べ始める…有無を言わさない流れ…
 
…ヘンなんだ(笑)。
 
 
「普通のサラリーマンの風体なら…声なんてかけないでしょう?」
 
「最近は、普通のサラリーマンに見えて…
   ね…ほらいろいろあるから…」
 
…なるほど、答えになっていない。 
   では、少し、いじってあげましょう…
 
「はじめてだなあ…道端でお巡りさんに職質されるの…
   税関ではよくあるんだけど」
 
「えっ!?…税関?…なんかしたの?」
 
「いやいや、なんか、よく見咎められて、
   荷物を開けさせられるんですよ」
 
「…ふーん…変なもの持ってないよねえ」
 
「持っているように、見えますか?」
 
「ちょっといいですか?」 

身体検査を始める……からだ全体をパタパタと…
 
「やっぱり、不審者に見えたんだ。…交番から見ていて、
   ピン!ってきたんでしょ」
 
「…いやいや ほんとそんなんじゃないから… 
   えーとお財布も見せてもらっていいかなあ…?
   あれ?これはどこの紙幣?…見たことないなあ」
 
「これは、インドシナ占領してた時代に、
   日本が発行した現地の通貨…」
 
「…ふーん?…どうしてこんなもの持ってるの?」
 
「お守りですよ…以前、向こうのマッサージの人にいただいたの、
   病気がよくなりますように…って」
 
「…なんか身分証あるかなあ?」
 
保険証を見せ…やっと開放される感じに。
 
「お巡りさん 写真撮っちゃうよ」
 
「ダメですよ…」


 
「善良な一般市民を、不審者扱いしちゃったんだから…
   拒否はできないですよ」
 
「ダメダメ、最近はすぐHPとかに上げるから…
   パシっ!…あっ!ダメダメ」
 
もう1枚パシっ!!


 
「じゃあ…行きますね…ご協力感謝しました…
   って言ってください」
 
「感謝します」
 
こういうお巡りさんが、治安を守っている…
だから日本は平和の国なんだろう。
 
しかし、ボクはそんなにヘンな奴に見えるのか?
どうなのか?
 
どこにでもいるオッサンに見られたくはないが、
不審者に見えるというのはいかがなものか。
 
あちらを立てれば、こちらは立たないのか?
 
これは、仮に、ボクが誰かと歩いていたとすると、
ボクのせいで、その誰かも、ちょっとヘン…
と色眼鏡で見られるということなのか?
 
ボクは北○○なのか? 
世界平和の指数的には、マイナス要因なのか?

実は、ボクと一緒にいて、なんだか恥ずかしい思いをした人が、
回りにいたりするのだろうか?
 
たぶん、今さら、直せることと、そうでないことがありますが、
この際、ご意見 ご要望があれば、聞こうじゃないか。 
 
あまりに迷惑をかけているなら…
少しぐらいは直してもいいかなあ…と思っています。
 
皆さんの平和のために。

 

顔の話

投稿日時:2009/05/14(木) 01:25



立花隆先生に似ていると言われたことがある。
横尾忠則先生にも似ていると言われたことがある。
ついでに言うと、バンダナを巻いて会社に行くと、
泉谷しげる にも似ていると言われたことがある。
 
嬉しくはない。
いずれも、ひとかどの人物ではあるものの、

中味ではなく外見のこと故、うれしいはずもない。
もじゃもじゃでタレ目の風貌が…似ていると言われても、
はなはだ迷惑でしかない。
 
ただ、最近ではこういうコメントはなくなり、
銀座の紋家時代は、リリーフランキーさんに似ていると言われ、
ここ最近は…誰かに似ていると言われなくなった。
顔が変わったのだろうか…
 
抗がん剤で、あらゆる毛が抜けてしまえば、
誰かに似ているどこの話ではないので、
そのせいもあったのだろうし、まあ、今の僕が誰と似ていようと、
お会いする方は、そんな悠長なコメントを発するはずもなかろうから
…当たり前といえば当たり前なのだが…
寂しい気もする。
 
男は、顔である。
ある程度、人生を重ねると、その人間性は顔に出る。
手前味噌だが、わが母は魚屋小町といわれるほどに、
キレイな人でした。
高校の授業参観(母はすでに50歳手前くらいにもかかわらず)…
その授業…英語のリーダーであったと思いますが、
終了後、先生が
「もんやのお母さんはきれいな人だなあ…」
とわざざわ声をかけてきたことを思い出した。
昔の写真などを見ると…確かにそうだと思う。
 
父も色男。美男美女のカップルから、
どうしてこういう顔の僕が生まれたのか…謎としかいえない。
幼少の頃、盲腸で入院した時に、となりのベッドのあんちゃんが
「オマエは橋の下で拾われたんだなあ~」
と言われたことがショックで眠れなかったことも思い出した。

芸能人で言えば 武田真治や藤原竜也のような顔に生まれたかった。
あと、声も重要だからこっちは国村隼 津田寛治 北村有起哉…
このあたりが最高です。
 
…まあ どうでもいいことなのですが、
けっこうまじめにそう思っている。
 
男は顔です。
 
ブラウン管に登場する 政治家や経済人、文化人、芸能人…
そして一般人も、その顔を見た瞬間に…
その内面も透けて見えることがある。
 
性格も価値観も…顔に出る。
 
この人、相性よさそう…ってひらめきも、
お会いした瞬間の印象とその後、あまりずれることはない。
 
饒舌である。人当たりがよい。
知識が豊富だ…などとういうことは実はどうでもよい。
ごちゃごちゃあっても、やはり、顔である。
 
決して、造作のよくない顔でも、
中味がよければ、顔に現われるものだろう。
 
そう。造作のよさに越したことはないが、
要するに、「いい顔」であればよいのだ。
 
また、人間、ピンチな時にこそ、顔である。
その意味では男女の別は問わないが…
男は、その内面が…顔に出やすい生き物だと思う。
だから、しんどい時こそ 顔を確認です。

よい顔をしている 
…そういうところを目指そう。
 
ちょっと余談。
 
立花隆先生で、思い出したが、15年前の入院の時、
お見舞いで、先生の新刊書を頂いた。
「ぼくはこんな本を読んできた」文芸春秋
多い日は この本を1日5冊。
来る方、来る方、皆さんこの本を持参してくる。



これには参った。
途中から、ベットの下に隠すようになった。
ぜんぶで15冊溜まってしまった。

考えた。
 
「お見舞い何にしよう?…もんやは 本好き…
 では本屋さんに…お!平積みの新刊…よしこれにしよう」
こういう構図だったに違いない。
僕の顔が似ているから…かもしれないが。

しかし、この本…正直、入院して読む本ではないと思った。
哲学、政治経済、サイエンス…時事問題全般 
 
あらゆるジャンルに高い見識をお持ちの先生の人生の愛読書が、
僕のような俗物に、面白かろうはずもない。
今だから告白しますが、すべて病院に寄付しました。
 
同じ本を15冊。当時の婦長さんはびっくりしていました。
お見舞いで、いただいた品物なのに、皆さん、ごめんなさい。
勘弁してください。
 
今は、病人に見られるのがしんどいので、
なるべくそう見えないように頑張ることにしている。
 
僕の顔に元気がなければ、お会いしても迷惑だろうと本気で思うし、
なにより、自分の内なるちからが湧いてこない。
 
「 ひええ~俺より元気な顔してるじゃん!」
このくらいがよいと、思っている。
 
後輩から電話をもらった。
会社をつぶし、債権者対策に追われながらも心は折れていないと言う。
身近に迷惑をかけたが、その分は必ず復活して恩を返す…とも言う。
 
「いい顔してろよ!」
柄にもなく、言ってしまい…電話を切った。
少し考えながら …書いていたら
こんな文章になってしまった。
 
ご勘弁。
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