紋谷のソコヂカラ

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12人も怒れていたら 部屋が狭くて仕方ない

投稿日時:2011/10/27(木) 16:28

ここのところ 
三谷幸喜がよくテレビに顔を出す。

新作映画の宣伝にここまで
やっきになるのは、前作からか。

監督した映画は…過去に4作品 
残念ながらどれも消化不良と思う。

東京サンシャインボーイズの舞台は、
たいてい観てきたから、
その違いは歴然と分かる。

映画では、尺が短い 

…のである。

最近では 東京芸術座の「ろくでなし啄木」 
藤原竜也 中村勘太郎 吹石一恵が抜群に面白かった。





























 
これまでのいちばんは? 
と聞かれると困る。

ジブリ作品のいちばんは? 
くらいに困る。

自身の舞台作品の映画化であり、
他人が監督している作品の中では、

「12人の優しい日本人」
1991年:中原俊監督
 






































 


これに勝るものはないと言いたい。

もとは米国TVドラマ「12人の怒れる男」がその原作にあたる。
有名にしたのは1957年 シドニー・ルメット監督 
ヘンリフォンダ主演の映画。

以来、この作品は手を替え品を替え 
いろいろな形でエンターテイメント化された。

そのひとつが 「12人の優しい日本人」。


僕は1990年の初演と2005年の四演版 
ともに観ているのですが、
実は、映画版が一番好き。

映画のサイズに向いている作品なのでしょう。

“優しい”とし“日本人”として仕上げたあたりが 
さすが三谷幸喜と唸らせる。

ハリウッド映画を観ていた僕は、
なんだ二番煎じかと…当然…思ったものでしたが 
当時、観終わりヘロヘロになった。

2008年アカデミー賞外国語賞にノミネートされた
 “ロシア版”もとても面白い。

「ヒトラーの偽札」もよい映画でしたが 
僕は「12人…」のほうが上(受賞に値したのでは)
と思いました。

なにより共通する不文律ともいえる
“密室シチュエーション” を敢えて広げてみせた
試みが大成功していることに拍手です。

アメリカでもTV映画版として1997年製作されていて、
なんとジャックレモンや
ジョージ・C・スコットが出演している。

これも外せない。本気で面白い。


犯罪の内容と陪審員の性格を変えることで
いかようにも変化するシナリオは
国を問わない、人種を問わない
…共通する社会問題。

ある犯罪(殺人事件)を審議することになった
12人の一般人。

米国版はスラムの子供 
ロシア版はチェチェン人 
三谷版は主婦。

法廷で提出された証拠は
すべて被告人を有罪としている。

とうぜん、陪審員のほとんどが
はなから有罪と考えている。

審議の始まりは まずはの投票… 

11:1 

ここでひとりの陪審員が異議を唱える。

ここからはじまる人間模様。

自分をどの陪審員に投影するか 
ここがこの作品の楽しみ方でもあります。


三谷さん 大味な映画は少し休憩して 
もういちど「12人の優しい日本人」監督して欲しいです。

ぜひ、斬新で新しい脚本で。 

ジンジャーエール!! 
以上のアイデアは出ないでしょうかね?


※「12人…」ものは、すべてレンタルできます。
秋の夜長に ぜひどうぞ。

見比べて面白い 絶対です。
 

しぶとい

投稿日時:2011/10/07(金) 16:34

今日の採血室は、平和でした。

病院の駐車場への入り口は、
待ちの車の列で大渋滞だったので、
こちらも推して知るべしか…

と覚悟していたのですが、
待ちの人数も少なく 
順番もスムースに流れている様子。

朝から雨、どんよりした一日のはじまり…
憂鬱な水曜日です。

先週のことがありますから、
なんだか落ち着かない心持で、
検査にやってきたわけです。

待ちの人数が少ないから余計に目立つのか、
今日はどうみても20代前半の女性の患者さんがちらほら。

ここにいるということは、癌か、
もしくは癌の疑いがあるか、
そのいずれかであることは間違いなく、
そう思ってみると、20代前半で、
癌に悩まされて、大変だなあ~と考えてしまう。

どうみても70歳越えているじいさんは…
まあ、もうそんだけ生きたんだから 
癌にもなるし ひいひい言ってんじゃないよ 
俺たちの先輩だろ…とか 
思ったりしてしまうのですが、
若い子となるとやはり 
がんばれと小さい声で応援してしまう。

1か月ほど前だったか、
週刊現代に「治り難い癌」のような
タイトルの特集記事が載っていた。

ポピュラーな癌を男女別に分けて、
5年生存率でランキングを…
という仕立てで、それ以外に
口の中の癌とか、顔の癌とか
特異な癌をいくつもあげて、
その難治度をレポートしていた。

こういう記事を見ると思うのは、
「5年生存率」という切り口であります。 

つまり癌は “かかったと分かった時” の
衝撃が大きいから、その瞬間…

たとえば医者に “告知” されたその時に、
「こう受け止めればいいんだよ」的な
本や雑誌の記事が、相変わらず多いなあ~
と感じること。

精巣癌はこのランキングで…21位でした。

1位は「膵臓癌」…
これは、ご存じだと思いますが、
事前に見つかり難いので、
分かった時は “末期 ”であり、かつ、
有効な治療方法が確立されていないので…
末期なら…即、余命告知となります。

肺がん、胃癌、なども相変わらず上位。
21位の僕の癌にも、コメントがありました…

「抗がん剤がとてもよく効く癌で、
   発見されたのがステージⅥレベルでも、
  5年生存する可能性は70%~90%」

そう、僕もこの7~9割に入ったので、
よくわかります。

主治医は

「もんやさん末期ですが、
    この癌は抗がん剤入れて闘う価値がありますよ」 
と確かに言われました…
16年前。

それでも、11年経ち再発し、
その後順番に抗がん剤のセットを試し、
マーカー値が上がったり下がったり、
また完治した2週間後に再発したり、

「癌とうまく付き合う方法」なんてとも違い、
“レアもの”であることは間違いなく、
“レアもの”が故に価値はなく(治験にならない)ので、
週刊現代に取り上げられることもないわけで… 

5年生存率なぁ~ ふっ… 
って感じなわけなのです。


今日の採血室には
もうひとつ新しい発見がありました。

「とてつもない美人看護師が
 採血する看護師に登場したのです」

僕が通い始めて4年以上の
この採血ルーム始まって以来の珍事です。

どれくらい美人かといえば
“鼻頭の上までマスクで覆っていても"、
 それとわかるほどの美しさ”なのです。

そんな馬鹿な…マスクしていたらわかんないじゃん…
そう、僕もそう思ってましたが、違うのです。

本当の美人は、マスク関係ない…
マスクをしていても、分かってしまう。
それが本当の美人…はじめて知りました。

彼女が動くだけで、空気が変わる、匂い立つ…
それほどのオーラを醸し出しています。

こういうことを言うと、

「もんやさあ~  俺は、真面目に
    あんたのことを心配しているんだよ。
    それなのにさ、何が、美人だよ~
    ふざけんじゃないよ」

とか、…怒られ…てもいい、

それでも、ひと言、
言わないわけにはいかないほど…
それほどの美人なのです。

はっきり言って、彼女に会うために、
ここに採血しにくるべきです…
と言い切りたい。

「で、なに?
    その看護師さんに採血された?
    …とかそういうことなのか」

違います。
僕の場合、それとこれとはぜんぜん違います。

まだ、若い彼女は、
採血ルームのベテラン看護師さんより、
明らかに技量は劣る様子、
動けば匂いは立ちますが、
ぎこちなさは歴然で…

みんなのサポートを受けながら、
真摯に取り組んでいる感じ…

これまで、採血 注射 点滴…と
針を刺されまくっている僕は、
針を刺すことが下手くそな
看護師さんに悩まされてきたので、
彼女のような看護師さんに、
腕に針を刺されるのは 
「まっぴらごめん」であります。

「どうか…彼女にあたりませんように…」

1人ずれてセーフでした。 

彼女は、先に僕の隣のおっさんの腕と…
案の定、格闘しています。

「痛い…ですか?
 あっ…ごめんなさい

 痛い?…すいません
 いったん抜きますね…」

ひょえ~やはりであります。

それに引き換えこちらの看護師さんは 
ぜんぜん匂いは立ちませんが 
お見事な針さばき…

あっという間に終わりました。

出来ない拍手を心で打ちます。

美人は損ですね。
必要以上に注目を集めてしまうから、
うまくいかないことも目立ってしまう…
健闘を祈りましょう。


■■■

「!もんやさん 
    …下がりましたよ!!」

こんな嬉しそうに話す、
主治医の先生を…はじめて見ました。

▽46,990

みてください 
この急降下する直線。



「…考えられることは、
    抗がん剤が効いて、大きな癌細胞を壊して
   その成分が出て、いったん大きく
    マーカー値が上がったのでしょう
 …よかった」

ほとんど期待していなかったので、
びっくりしました。

ただ、あんだけというかまだ副作用が苦しいのに…
それまでして 効かないどころか
上がっているというのは、
もう世に中的に不条理すぎて勘弁してくれ 

…という思いの塊でしたから 
…なんというか 肩すかしな感じ。

先週の
「おいおい癌細胞君…君には慈悲の心が…」
あれが効いてのでしょうか(笑)

…お願いしてみるものです。

しかし、僕のマーカー値を4年前から 
横に並べて、ずーっと検証すると面白いだろうな~と 
この急降下をみて改めて思います。

値に左右されないといつも思うのですが…
人間というものは 

いや 自分が…でしょうが、
弱い人間なんだなあと思いますし、
上がったり下がったり、
なんだか、おもちゃにされているようで

…妙な気分です。


「…もんやさん…しぶといわ」

と主治医の先生…

“しぶとい” は、医学用語なのでしょうか先生? 

レアケースの意地見ちゃいましたね…
本音ですね。

ということで、
また寿命は少し延びました。

ただ、あくまで数値が下がって、
癌を少し抑えたということです。 

大きく大笑いはできません。

あと、心配した骨髄抑制が
それほどでなかったというのも、
よい兆候です。

身体が強いぞ 紋谷税 ってことです。 

まだ入れられる 
そして効く可能性がある。 

そういうことがわかって嬉しいです。

「効果がない 具合が悪い 」 

…そんなブログばかり 
読ませてしまい 
まことにすいません。

まだ副作用は続いていて、
調子は戻りませんが 
僕は元気なので 
心配しないでください。


帰りぎわに 

「先生 お好きだそうですね」

と1冊の本をプレゼント

「退院した時に
 お渡ししようと思っていたのですが
    忘れてしまい…」

“3-4-3”    著:杉山茂樹




学生時代サッカーをされていて、
いまも子どものサッカーチームの審判をしている 
…と聞いたのは

今回、入院している時に病棟の看護師さんから… 
ちょうど この本を読み終えたばかりだったので、
差し上げようと。

杉山茂樹さん…

金子さんと並び、日本代表への批判が目立つライターさんですが、
僕はサッカー評論家&ライターとしては
もっとも認めております。

戦術解説がわかりやすい…くだらんOBではなく、
テレビのサッカー解説にぜ呼んでほしい…
とかなり以前から思っています。

サッカーが、心底好きな人以外には、
難しい本ですので、薦めませんが、
先生は  “3度の飯より”  のクチと
お伺いしましたので ぜひ。

…ということで 
そこから外来の診察室は 
サッカー談議の場へと…。

4時過ぎで、
もう外来患者がいない時間でもあり、
先生も激務の中の息抜きな感じで…

楽しい時間を過ごしました。

これも、効果があったおかげでありましょう。

勝てないのなら引き分けに…
いやいや守るのではなく勝ちにゆく  

治療もそうありたいと思ってはいるのですが…。

ではまた。

渡る世間は…本日最終回

投稿日時:2011/09/29(木) 16:43

「渡る世間は…本日最終回」
 …だそうであります。 

放送開始が1990年。以来、10シリーズまで、
1シリーズだいたい50話のペースで作られ
最終回が500話目?

…なんだかそんな感じのようです。
 
…あれ? 
1シリーズ50話って、50週ってことだから… 

ええ!? 
1シリーズ始まると…
1年中やっているってことになるのですが 

…そうなんでしたか? 
 
20年で10シリーズということは、2年に1度 
1年間ずっとやっているドラマ 
ってことですか?
 
そんなに長いこと頻繁に放送されていたのですか? 
みなさんは常識でしたか? 

僕は、「1回も観たことがないのです」
 
もちろんチャンネルを替えたその一瞬に… 
チラリと食堂らしきセットで
泉ピン子さんとえなり君が会話している
映像は何度か観た記憶はありますし、
そこが食堂ではなく「幸楽」という
中華料理屋さんだということも、
いつかどこか、なにかの拍子に
記憶には入っているのですが 

…とにかく物語の筋も人物の関係も
なにもかも、まったく知りません。
 
別に、ああいうドラマの設定が嫌いとか 
役者さんが苦手だとか 
…そういうことでもないのです。

橋田さんや石井さんにも偏見はございません。
…がしかし、それでも 
それだけ頻繁に放送されていたのに、
1度たりとも観たことがなかったというのが、
なんというか驚いています。
 
 
「“…卓造じゃあ~ねえよ!”
 って、キレる
 …誰でしたか あの~お笑いの…?」 
 
「うーん…なんだっけ?………
 なんとか あい?」
 
「はるな…あい? じゃなくて …?あれ?
 なんだっけ?
 あのガリガリの相方のコンビは…うーん?」
 
「うーん 顔は出る 顔は出るんだけど
 名前は思い出せない…それがどうしたの?」
 
「あのお笑いの娘にそっくりじゃありませんか
    …あの娘?」
 
「えっ? どの娘?」
 
…と見るとその娘さんは
 
その “なんとかあい”に 似ているというよりは、
なんと角野卓造に瓜二つなのでした。
 
「…いや むしろ なんとかあい は
 どうでもよくて あの娘はもう卓造だと思われます」
 
「…ああ!!そうかぁ
 僕はその卓造って役者さんの顔が逆に分からなくて…
 テレビで “じゃあ~ねえよ!”ってどや顔する
    あのお笑いの人しか知らなくて
 …で、あの娘さんみたら似ているなって…
 ねえもんやさん あの娘に 
    TBSのドラマに出ていませんでしたか?
 って聞いてみてもいいですか?」
 
「いいわけ ないでしょ ダメです」
 
 
つまり その、なんの罪もない娘さんをAとすると  
 
         角野卓造 ≧ なんとかあい ≧ A  
 
ではなくて
 
        角野卓造 ≧ A
 
という事実を僕は目撃したことで 
証明してしまったのです。
 
 
実際に なんとかあい に似ている 
ってままであれば まだ幸せだったかもしれないのに… 
僕と会話した友人とその娘さんは
いつかまた再会する可能性があるので、
その時に思わず言ってしまわないか 
ドキドキしています。 

ちなみに 声…声も卓造そのままなのです 
その娘。
 
本日 最終回だそうで 思い出しました。
 
 
◆◆◆
 
「入院します ~経過 ご報告します」
 とお伝えした手前ではありますが 

どうにもこうにも 
にっちもさっちもで 

どう報告したらよいのか困ります。
 
入院期間は9日間で、3種類の抗がん剤を 
このセットで決められた順番で
ほかの副作用止めの薬剤と併用しながら
点滴で毎日投与しました。 

朝9時~夕方7時30分の10時間。
 
最初の3日間は、わりとダメージもなかったのですが 
4日目くらいから 薬も溜まってくるのでしょう…

倦怠感 悪寒 発熱

が出始め 顕著だったのは足の関節、筋肉、神経が痺れて 
激痛が走り、夜まったく寝られない日が何日か続いたこと、
(これは、退院した今では、痛みから痺れに変わり
    後遺症となったようです)

また後半は、胸やわき腹の筋肉が
痙攣(こむら返り)を起して、
一時的に呼吸が出来なくなってしまったり
(これは退院してもなんどか起こりました)と 

今までにない副作用がひどくて 
このあたりは主治医に伝えても 
いまひとつピンときていないようで、
痛み止めを処方してもらう以外に
手立てはなく辛かったです。
 
それでもなんでも薬は入れ終わり 
その時点で白血球は落ちていないため 
予定通りいったん退院

※普通の患者さんはそのまま経過観察で入院
なのですが、僕の場合はいつものことで 
1週間後の外来を予約して自宅に戻りました

ちなみにこの時点でのAFP:88000 
入院時よりわずかに下がっている値です
 
退院しても もちろん 
倦怠感 悪寒 は続いているのですが、 
2日目くらいから熱が出始めます 

毎日1度は39℃近くまで
 
喉から脳天にかけて熱い熱の棒がささっている感じ 
全身の節々がギリギリ痛む 
まあそんな感じです。
 
朝、起きて熱が下がらないようなら病院へと 
思うと 朝には平熱近くに戻っているので 
また 氷枕と冷えピタシートで寝ていますと 
夕方くらいからまた熱は上がり始め…  

この繰り返しを5日間くらいローテーションしました。
 
ほかに 過ぎてしまえば些細な症状があれやこれや 
人の身体というものは 細かくいじれば 
まあ痛むところがさまざま出てくるものだと、
ほんとうに改めて感心します。
 
1週間後の朝… 目覚めると

 「あっ … 抜けた」 

という感じ。 

投薬後のおきまりの倦怠感と 
発熱からくるだるさがなくなっていました。
 
当日は検査の日 
癌センターの採血室はパニックでした。 

院内のシステムがトラブル起こしているようで 
採血室に患者データが届いてこないらしく 
100人以上の  じじばばで  溢れかえっております。 

これは先にレントゲンだと 採血の受付だけ済ませて 
3階のレントゲン室に戻ってみても 
採血室のパニックは続いています。 
 
「このまま待っていてコンピューターは直るのか
 直らないのか そこを教えなさい!!」
 
「ひまじゃあ ないんだ ぞ 」
 
「…しょうがないじゃん そんなこといっても
 こんぴゅーた がきてないんだから
 ほんとにあなたは せっかちなんだから

 だから こんぴゅーたがきてないの !!」
 
「直る努力はしている? そうはみえないんだが」
 
「あなた どこいくの? せんせいのとこ?

 せんせいのとこもう1回行っても
 しかたないじゃない

 ねえ あなた!!」
 
「だから いそがしいのに 病院きているんだよ
 ひまじゃないんだよ」
 
「データが こないなら 
    外来で手書きでカルテ書いて

 メモでもいいから
 こっちに届けさせれば
    いいんじゃないんですか?」
 
 
↑ 左右からこんな会話が大声で 
採血のスタッフを捕まえては 

はい左のご夫婦 右のおじいさん 向かいのおっさん 
ってな感じで … 

思えば 誰かが言い始めると 
もう 俺もワタシも じいさんもばあさんも 

一丸となっての攻撃です。
 
冷静なスタッフの対応の内容からわかったのは 
昨日までに、本日の採血の予約をしている
患者のデーターは 
採血室に届いているため問題はないということ 

つまり この 待たされて文句を言っている 
じじばば軍団は 今朝の外来を終えて 
採血の指示が出てその足で ここに来ていて
 
システムトラブルのせいで採血が遅れ 
後から来た患者さん
(昨日までに採血の予約を入れている)
に順番を飛ばされまくり 
相当に頭にきている状態だということです。
 
その人数およそ60人… 

そして僕のまわりは 
その殺気立ったじじばばだらけであり、
僕は普通に予約が成立しているので、
おそらく ほどなくして呼ばれるわけで 

…そうなると あっ!? 呼ばれた
 
血を抜かれている最中も 
後ろから刺すような視線 
裏切り者を許さないというその視線を 

じじばばの怨念を 
これほど感じたことはなく 
ほうほうの体で 
さっさと逃げ出したのでした。
 
いったん自宅に帰り 念のため体温を計るも 
ほぼ平熱 

やはり 先生のみたてより
骨髄抑制の山場は早かったようです。
 
午後4時も近くなると 
病院は朝の喧騒とは一変しています。
 
採血室を覗いてみると
もうほとんど人はいません、
あのじじばばさんたちも無事に採血を終え、
お帰りになられたようでなによりです。
 
 
 
「うーん どう判断してよいのか 迷いますね」
 
AFP: 153,690ng/ml
 
0901時点で 96,000  
0922退院時で 88,000



 
抗がん剤を投与後 今までであれば効果が出始めてくる 

よし どこまで下がってきたのか 
期待するそのタイミングでこの数値というのは 

…ちょっと呆然としてしまうというか 

とまあ これが 冒頭の 
どうにもこうにも報告し難い 
ということなのです。
 
3月時点で43000 
それが半年で倍強になっている… 
まあそれが順当だとして 
ここにきて1週間で9万が15万に!?
 
本当だとすると 
おいおいちょっと癌細胞君 
調子に乗りすぎていないか? 
と言いたい。
 
入院する心構えに 
苦行に挑むつもりとはいったけれでも、
もう苦行は乗り越えたので 
その先にはせめて

1杯の美味しい水を施そうという 

そういう慈悲の心はないのかね君はと。
 
「うーん どう判断して…」は主治医の言葉です。
 
大きな細胞が壊れてその数値が一時的に出たのか?  
投薬直後に一時的に大きく数値が上がることがあるが
そのタイミングではない気がするし? 

投薬そのものが逆に作用した…
ないわけではないが考えにくい? 

ここまで数値があがると、
その上がり方の法則性はなくなり、
大きな上昇の流れの1点の自然の推移か?
 
とまあ ぜんぜんまったくさっぱりわからない。
 
レントゲンでは、肺の腫瘍の大きさは 

うーん 変わってないか 
少し小さくなっているか?
 
いずれにしろ この数値の大きさほどの変化はない。
 
… もやもや いらいら 

とするばかりでしたかないので 
また来週 検査にくることになりました。
 
ということで また次回も 
おなじような話となります 
ご容赦くださいませ。
 
多くは望みません 平穏な採血室を。 
 
あのじじばばの多くは 
「渡る世間を…」を楽しみに観ていたのだろうなあ~ 
などと思ってみたりする。

14日水曜日から 入院します

投稿日時:2011/09/11(日) 19:53

9月1日に 半年ぶりの検査をしました。
 
CTと血液検査 お決まりのパターン。
 
春先から なにかと咳き込むことが多く 
血痰も見られるので 
そろそろ気管支を圧迫してきたなあ 
などと思っていましたが、
 
肺の腫瘍は 半年前の3倍くらいの大きさになっていました。


 
 
左右の肺に都合3か所ある腫瘍の、それぞれが3倍になってますから 
全体的にはかなりの面積を占めてきています。
 
AFP値:96,736 
 
「2万だ3万だ 大変だ!」などと
右往左往していた頃は、なんだったのか!?…と 
ひとりで、乗り突っ込みをしてしまいます。
 
それでいて、ほかの内臓への転移は一切見られず 
血液のデータもまことに正常 
おかしいところはこれといってないのです。
 
相変わらず 肺の中だけで僕の癌細胞は増殖し 
原発巣はすでにない以上 
この肺の中の腫瘍を叩くことが出来れば、
完治までは無理としても、
体調の改善と延命は可能になります。
 
ということで、抗がん剤を入れるのですが
 
最近まで続けていた「NI」ではなく 
「TIP」というセットを試してみることにしました。
 
これはまったく新しいセットというわけではなく 
以前、試みた「TIN」というセットの変化バージョンです。
 
  僕の癌の場合 まずは投与される「PEB」の次に位置するセットで 
欧米では「TIN」よりこちらの方がポピュラーらしいです。
 
とはいえ ざっくり半分くらいは、
一度(いや何度も)も試したものと 
同じ成分のセットですから 
まあ 劇的な効果は初めから期待できません。
 
3年前に 7,000あったマーカー値が20に落ち 
そこで下げ止まり クスリを変更 
正常値まで引き下げたのが「TIN」というセットです。

その2週間後には、また異常値にあがってしまい 
そこでこのクスリも打ち切られたという過去を持ちます。
 
投与期間は8日間 
最近の「NI」が1日半で入れ切る…
短期的に血中濃度を高める薬に比べ 
少し長いタームで投与します。
 
まあ、その分辛いです。 

また振り返れば副作用も
いちばんきつかったセットで 
相変わらずの手足のしびれの元凶はこのセットでした。
 
辛い分 効いてくれれば報われるのですが、 
それとは別な感情の方が強いです。
 
面白いもので なんというか僕の場合
すでに修行の境地ともいえまして、
普段の不摂生や不誠実?さに対する
贖罪に臨む気分なのです。
 
いつもごめんなさい。 
調子に乗っていてすいません。

こんな僕に罰を …という気分。
 
だから、薬が効いて欲しい…という希望とは別にして、
当然にして受けるべき苦行だと、
どこかで真面目に感じているのです。
 
へんな感情ですが そうでも思わないと
耐えられないという身体と
心の反応なのかもしれませんし、
やはり、どこか世間に申し訳ないと
思いながら生きているのです…
僕は…どうも。
 
 
投与後の「骨髄機能の回復」、
こちらは純粋に気になります。 

そろそろ余談は許さないのではと思っています。
 
癌そのものの脅威より 抗がん剤の副作用で
廃人になるのだけは勘弁して欲しいと 
常々、思っていますが…
 
…これも、実際に入れてみないことには
分からないというのが、まことに困ります。 
 
危険度合いが高いことが、
事前に分かるなら、抗がん剤は入れないです。
 
しかし、現状の血液データーはAFP値を除けば、
健常者と変わりませんから、
投与したても、持ちこたえられる状態と、
信じるしかないです。
 
抗がん剤を入れ終わり 
経過がわかりましたら 
ご報告します。
 
※入院期間は、電話 
メールともご返信が遅れます 

ご容赦ください。

ボツワナと馬刺しと麻雀

投稿日時:2011/08/16(火) 17:12

弟の奥さんのお兄さんの奥さまの弟さんが
ボツワナに勤務する外交官である
ということが、わかりました。

つまり僕には、ボツワナの日本大使館に
知り合いがいるということになります。

感無量です。


お金持の社長さんや 有名な政治家 
人気者の映画スター あなたがどれだけ
人脈が広いか知りませんが、
ボツワナの大使館に知り合いはいないでしょう。 

どうですか(低鼻高々笑) 。

もちろん あちらさんはまだ、
僕のことなど知りません。


昨日、僕が知ったくらいですから、知るわけもなく。 
今後、何かの拍子に知ったとしても 
嬉しくないかもしれないし、
関係を深める気など、さらさらないかもしれませんが…

だいじょうぶです。
こちらは大いに興味関心があります。

だいたいボツワナがどんな国なのか 
さっぱりわからない 

…ってところがワクワクします。



「ああ あの ボツワナね」 

とか言えないところが うれしい。

たしか、アフリカの南の方だったか… 
知ったかぶりもその程度でしょう。

民族と宗教と歴史 
経済と資源 食べ物と観光地 
などなど暇を見つけて勉強することにします。

いつ お招きにあずかるかわかりませんから。


ということで、わたしはいま(0814)、
弟の奥さんの生まれた場所 
長野県上伊那郡箕輪町に来ています。


横浜からですと 八王子からあずさに乗り 
岡谷で飯田線に乗り換えて
4時間と少しの電車旅でした。



諏訪湖から流れ出た天竜川が、
南アルプスと中央アルプスの間を流れ出て
作った谷間が伊那谷で、
河岸段丘が発達しそこに多くの集落が形成 
そのひとつが箕輪町。


訪れるのは15年ぶりです。
飯田線の無人駅 木ノ下まで迎えに来てくれた 
弟たちと義理の妹の実家に向かう道すがら
視界に入る周囲の山々は、変わらず雄大です。

街中の水路はアルプスからの湧水で溢れ返り 
青々とした田んぼを潤しています。

同様のに、湧水はそのまま家庭の水道水で
飲むことが普通で、はい 天然水 

美味しいのです。 
大滝秀治な感じです。


関東や東海が真夏日で、
むせ返っているというのに 
この辺りの涼しいこと 

びっくりです。


「蝉の鳴き方が違うよね うるさくないよね」
 …と弟が言います。


確かに。
改めて耳を澄ましてみると その通り。
けっこう鳴いているのですが、
あたりの雰囲気に同化しているというか
…気に障らないことに気がつきました。


自宅のの公園の蝉の生き急いでいるような 
狂ったようなやかましさはありません。


聞けばこのあたりは8月も盆が過ぎ 
17日くらいになると夏休みは終了 
子供たちは2学期が始まるそうです。

10月には寒さが入り込み、
真冬には氷点下10℃を下回る、
豪雪地帯ではないものの、
寒さの厳しさはそれは大変なようです。

その分夏のテンションは、低いのか 
どうなのか そこまでは聞けずじまいで 
ご自宅に到着。


今年米寿を迎えられた 
お母さんは毎日お元気で畑で
無農薬野菜を育てています。 

取れたての枝豆を茹でてもらい
ビールなどを頂いております…と 
お兄さんの奥さま(お姉さんとお呼びすることに)が 
初盆(こちらの地域では新盆というそうです)の
ごあいさつからお帰りになり、
はじめましてのご挨拶もそこそこに、
僕にお土産があると言うのです。

弟夫婦より 僕の好物を聞いて、
わざわざ仕入れてくれてきたのです。






















!! 見事な赤身でございます。


口に入れて 嗚呼♡ 

感無量。



「馬刺しがあれば 生きていける」 

 僕は叫びます。 

「馬刺し ああ おまえはどうして馬刺しなの!」 

 僕は叫びます。

「馬刺し いず フォーエバー
 馬刺し いず ナンバーわん!」

 僕は 叫びます。

「伊那の馬刺しは 違うでしょ」

知りませんでした。
馬といえば熊本と思っていました。

信州、特に南信州伊那地区では平安の昔より 
親しまれた郷土食なのだそうで、
丸山なにがしという有名な作家をはじめ
数多くの著名人が「とろける美味」と
評しているとも。

確かに評判に偽りなしの味であります。

馬の味がしっかり残りながら 
それでいてしっとり滑らか 

…これは熊本で食したものと遜色のない味 
というかあれ以上かも。


伊那の馬刺しを食わずして 
馬刺しを語ることなかれ。

その後 宴は進み お姉さんから 
「弟はボツワナの外交官」という話がでるのです。

弟の奥さんのお兄さんの奥さまから 
ふたつも感無量をいただいてしまった 
そんなひと晩でした。


努力しても ボツワナの外交官とは知りあえません 
が 努力すれば伊那の馬刺しは口に出来ます。


努力しましょう 
伊那の馬刺し 
食らうべしです。


◆◆◆

僕は ギャンブルはほとんどしません。
性に合わないというか、
向いていないのでしょう。

学生時代にパチンコ屋に入ったことはありますが、
うるさいし目がチカチカするし 
機械相手ってのが性に合いません。


30年近く前の菊花賞で 
サンエイソロン ミナガワマンナの 
2-8 だか 5-8 だかの馬券をとったり、
お付き合いで買った馬券が
10万馬券に化けてしまったり 
そんな経験はありますが、
ついぞ悪癖 見に付かずです。

予想するという意味が腑に落ちないのでしょう。

喜んでパクパク頂きはしますが 
もう馬券は買わないでしょう。
オートやボートも連れて行ってもらったことはありますし、
その熱気も好きなのですが 
お金をかけるとなると 
やはり予想というものが出来ない 

どうも、こちらも腑に落ちない。

宝くじもギャンブルと考えますと 
買う人の意味がわかりません。
有楽町の行列など見ていると、
夢を買うというより
お金をどぶにお捨てになっているのでは
…と突っ込みたくなる。



信じられないものに賭ける 
その行為を敬遠している気がします。

パドックであの、あいつの目を見るとさ(泣)とか 
血統がすべてを決める そこがロマンやね 

なんて人には申し訳ない。

やっぱり海物語 最高~♡ とか 
あのモンキーターンのケツがいいんだよなあ~とか 
オトコは黙ってさばいて チョイ差しやねえ とか 
なんだか そういう方々には申し訳ないのですが 

やはり なんだか僕には熱中できない のです。

唯一 麻雀は好きです。 
自分自身のやり方がすべて。 

そういう勝負なら いっちょやったろかい てなもんです。

いやいや パチンコも台選び 
つまり自分のやり方だし 
馬券も舟券も車券を買うのにも 
経験と推理と直感。
つまり自分次第だぜ。

と、いわれそうですが 
やはり僕の中では、その度合いは、
空の雲と地面の泥の差であります。


高校時代に覚え 学生で入り浸り 
揉まれ 社会で鍛えられた 
そういう麻雀です。


ただ、牌を積めば積むほど
 
「自分はギャンブラーではなく
 ゲーマーなんだなあ」と思い知りました。

だって、さあ、麻雀を始めましょ…
って時の心づもりは、

“終わって とんとん 目指しましょ”
なのですから。


無理矢理 ファイトを沸き立たせてみても…
心のどこかで 
まあ大負けしなけりゃいいわいな…
って思っている自分がいるのです。


はじまって、半ちゃん2、3回でも
TOPを取ればもう満足。 
それ以上、勝とうとは思わない 思えない。

そうなると 勝てない。

勝ちたい気持ちがない人間には
勝たせてくれないのが麻雀です。


それでも、大負けしなければいい。 
楽しく打てればそれでいい。

だから上がりを見逃したりもします。
わざと振り込んだりもします。


東南西北 四方が幸せな麻雀が理想です。


それでも 卓を囲む機会はめっきり減りました。 
ここ10年で2回ほど。 

やろうという気持ちがないわけではなく。
やろうということにならない。

あれほど毎日 
チーだ ポンだの言っていたのに。


そんな折に、ひょんな機会で
卓を囲むことになりました。


しかも電動卓はおろか 麻雀台ですらない 
ただの長方形の机にタオルケット敷いての手摘み麻雀。

六畳一間の高校生の下宿かい?
…ってなもんです。



無類の麻雀好きが 
たまたま同じ宿の同じ部屋でくつろいでいたら …

あれ? お好きなクチ(牌をつまむ仕草) 

ええ 少々 あれ?お宅も… 

ええまあ


なんてことになり ではわたし 牌は持参していますので 
ガサゴソガサゴソ…と宿のテーブルで、
手製の雀卓の出来あがりとなったわけです。


みなさんはじめての方 
しかも僕より麻雀の歴も、
人生もベテランのみなさん。


下家はもと外務省官僚 数学科卒の秀才 
対面は札幌で一番の麻雀の女性オーナー 
上家はその旦那さん

という面子です。

札幌で一番の雀荘というのはプロの雀士が通い
トーナメントも開かれるというお店で
聞いたことのあるプロ雀士の名前が
ポンポン飛び出してきます

チートイツ造りが有名な 
あのプロが坊ちゃん扱い

「小島武雄さんねえ~
 なんどもいらっしゃったわ
 あの方はいつもお静かでね~」

これは心してかからねば…という感じ。
賽が振られ始まりました。

様子見の性格が災いしてか、東1局からいいとこなし、
純チャンまで面前で作りながら 
カス手にかわされてしまいます。


もと官僚さんは しゃべくり麻雀ですが 
まあ 引きが強く リズムが一定で 
手造りが早い。

ママさんは 場を読んだ 大胆にな手作り 
華麗なる打ち回しがお見事です。


このふたりを軸に場は進んでいるように…
一見 思えるのですが いやいや実は 

上家 だんなさんが 一番の強敵と僕は睨んでいました。

それでも 早い手作りのもと官僚さんが場の中心 
ポンポンとあがっていきます。
 
そこを力で抑え込んで 
ご夫婦が要所要所で
ふんばるそういう展開で  

僕はといえば まったくノーホーラ 
静観とは聞こえがよいのですが 
手が出ずといった感じ。

僕も振り込みこそないのですが、
いかんせんツモ上がりで
目減りしてゆく点棒。


それでも、みなさん癖が分かるにつれ 
牌勢も手ごたえが出てくるのですが、
南場の自分の親を蹴られてしまい… 
千点棒が6本 

…うーんこれまでか 
…という感じ。


3局が終わり。 

TOPはもと官僚で4万ほど 
2位のママさんも浮いていて 
3位の旦那さんが1万の余りの沈み …


そしてラスの僕。 
狙いは黙テンでTOP からハネ万以上が必要。

追いつめられて 
追い込むのが僕の性格と
奮いたたせるオーラス。


配牌から景色よし ツモもよし 
あれよあれよとイーシャンテンに。


しかし兵どもも 力任せに早く 
8順目に対面の奥さんがリーチ 
もちろんあがりTOPのテンパイでしょう。

もと官僚は、

「振り込まないよ お大臣喧嘩しないよ…」

と あきらかに路線変更が見えます。



もうひとり逆転狙いの上家の旦那さんは 
清一色のテンパイ気配濃厚です。 
もと官僚が押さえに回ったこととママさんの勢い 

…このまま黙テンでは 負けると判断したもんやも

 「通れば リーチです」 
と素人の発声。


通ればなんて…なんてダサい。 
しかしこのいいとこなしの僕の思わぬ反撃に 
みなさんのビビりが伝わってくる。


そして ママさんの捨て牌!…ロン!!


リーチ 一発 タンヤオ ピンフ イーぺーコー ドラドラ 

… ハネマンです。


TOPには当然 届かずの上がりですが、
満足の出上がり。


半チャン一度の約束


別れ際に 

「 わたし この1局 一生 忘れないわ 」

とママさん。



みんなが楽しんで終えた 
そういう場が 僕の何よりの理想です。


ほら ギャンブラーには程遠い。 
僕の麻雀スタイルが、
アマちゃんのゲーマであるということが
よくお分かりでしょ(笑)


勝負師なら あそこは リーチは掛けず 
打ち回し 凌ぎ あくまでダマで 
TOP目からハネマン直撃を狙うべきなのです。


ふにゃちんがぁ~!!


闘牌の描写…もっと白川 道さんくらいに 
書ければよいのですが、
肝心の牌が描けないので 
臨場感がお伝えできないのが残念です。



職場で半年、机を並べるより 
麻雀1局囲めば その人がどんな性格か
大概わかってしまう。

まず、与えられた材料から計画を立てる 
その通りに進むことはまずない 
ということを知る。

選択の連続で局面がマトリックス状態で変化してゆく 
同じハンチャンは人生に2度なし。

自分の持って生まれた天運と
その場で引き寄せることが出来る地運 

それらの存在や 
自分に吹いてくる幸運の風
というものの存在を感じる。

ボケ防止になる。

自分のことだけにかかりきりのタイプは、
結局は生き残れないということを思い知る。

他人を知り、場を読む大切さを教えられる。

たとえば 海底摸月 という役 

「海の底から 月を拾う」 

ああ中国悠久のロマンチック 

勝てばよいというものではない。


麻雀やりたくなりましたか。 

知らないって方は これから覚えましょう。

僕の友人に会社を辞めてプロ雀士になった男がいて 
もうずいぶんと会っていませんが、
彼の教え方は超一流です。

彼に習えばすぐに覚えられます。

元気かなあ~ シモハラ 

会いたいなあ~。
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