紋谷のソコヂカラ
ペプチドワクチン療法と樹状細胞療法 [病気について]
投稿日時:2009/02/13(金) 09:27
昨年末の 父方の叔父の火の元不始末による事故死…
今年1月には、母方の姉の旦那さんがご病気で逝かれ…
先日、また父方の姉が危篤との知らせ…
この歳になると 覚悟はしているものの、
こう立て続けですと…なんとも 考えてしまいます。
どの叔父叔母も、小さい頃には可愛がって頂きました。
自分が歳を重ねるごとに、疎遠になるのは仕方ないとしても、
ある程度の歳になったら、逆にこちらから
そのご縁を復活すべきと、思ってはいるのでしたが…
やはり思ったら動くべきですね。
ほんとうに痛感します。
◆◆
昨年末から、最先端の免疫療法についての情報収集を
してまいりましたが、いったん目処がつきましたので、
ご報告申し上げます。
繰り返しになりますが、僕の精巣腫瘍とゆう癌は…
マイナーな癌です。
ただし、薬で完治が見込める癌というのが通説でもあります。
このマイナーなんだけど、薬が効く…というのがミソでして、
その中でのレアーケースである
「クスリでの完治が見込めない患者=もんや」の場合、
治療の選択肢は限られ、行き止まりになってしまうのです。
それでも、BEP→ TIN →NI と
精巣腫瘍への抗がん剤治療としては、
進むべき段階を粛々と受け入れ、治療をして参りましたが、
現在のNI療法で、数値が画期的に改善しない今、
このまま抗がん剤での治療に頼ることは、
あまり意味をなしません。
それでも、僕と同じような条件の患者さんの中には、
一縷の望みで、「叩き続ける」ことを選択させる方も
いらっしゃるとは思いますが、僕としては、
もう、抗がん剤だけに頼るということは、
先をあきらめることと同じ意味と受け取っています。
また、副作用のひどさも、
こう決断するにいたった大きな理由で、
やはり、これ以上のダメージは、
健全な日常生活を蝕むものでしかなく、
副作用によりこのままさまざまな症状が進むことは…
果たして、有意義な生を送っているのかといえば、
NOといわざる負えません。
あと20年後に生まれていれば、
こんな苦労もしなくて済んだのでしょうが…
こればかりは致し方ありません。
そんな中、T君からの情報をきっかけに
「ペプチドワクチン療法」なるものを知り、
昨年、ブログにあげましたところ、
友人Y氏よりのご紹介を受け、
この分野の第一人者の先生と
お会いすることが出来ました。
また、新たに「樹状細胞療法」という
免疫療法の情報も知りえ、
そちらの専門の先生にもお会いして
お話しを伺うことができました。
両先生のお話とも、日本の免疫医療では
これ以上ない、最先端のお話し、
この機会を与えて頂いた、
Y氏 G氏には本当に深く感謝です。
免疫療法について簡単に説明しますと、
たとえば、わが村にひとりの怪物が生まれたとします。
こいつは、悪い奴で、ほっておくとどんどん仲間を増やし、
村を滅ぼそうと企んでいます。
村人はなんとかこの怪物を退治しようとしようとしますが、
敵は強く、仲間はどんどん増え続け
どうにも手に負えません。
そこで、村の外から助っ人を呼んでこようということになります。
呼ばれた助っ人は、早速、この怪物を退治しようとするのですが、
この怪物は、姿かたちは村人と同じ、見分けが付きません。
そこで、村人は考えます。
「そうだ、怪物には目印をつけて、
助っ人にひと目で見分けが付くようにしよう」
この“目印”が「ペプチド」です。
また村人は考えます。
「いつまでも 助っ人に頼るだけではだめだ。
おらたちでなんとなせねば」
ということで、村の外に有望な若者を送り、
怪物と戦う術を習わせます。
この有望な若者が「樹状細胞」です。
「ペプチドワクチン療法」と「樹状細胞療法」
この2つだけが、厚生省が高度先端医療として
認可した免疫療法です。
ただ、まだまだ治験を重ねている最中で、
どこでも受けられる外来としては
ただいま現在実施されている病院はありません。
また、樹状細胞療法は、特にその設備にお金がかかり、
特許などの問題と相まって
日本では広がっていないのが現状です。
さて、ここで両先生のお話しを紹介できればよいのですが、
残念ながら、できません。
口外は無用と念を押されております。
僕のケースおよびに、
一般に認知されている範囲に限って簡単に申しますと、
○精巣腫瘍に関しては両療法とも
「臨床研究」を実施している病院はない。
→ここでもマイナーな癌と言うことがネックです
○ペプチドは種類がさまざまあり、いろいろな病院ごとに
使用するペプチドが異なっている
→僕の癌にダイレクトな治験はなくとも
関連の病院にアプローチ出来ればと言う余地はある
○両療法とも、治療を受けられるには、条件がある。
→僕の癌に、適応する遺伝子成分が存在するか?
白血球の種類が適合するかまた、白血球やヘモグロビン、
リンパ球の数…などなど多岐に渡ります。
また、ディープですが…余命半年近くが保証できるか?
などの項目もあり、これは、免疫の効果が半年後から
出てくれることがほとんどという症例に基づきます。
○樹状細胞療法は細胞の培養に時間がかかる
→ペプチドと違い、取り出した細胞に僕の癌遺伝子の情報を
インプットしなければなりませんから、その分時間と
手間がかかります。
というような情報の中から、
僕としては、まず、樹状細胞の療法のクリニックで、
条件に適合するか調べて頂いています。
そもそも、ここがクリアーするかが第1歩で、
これが合わないと始まりません。
もし、可能性があるとなった場合、
そのデータを持参して、
ペプチドワクチン療法を実施していて、
かつ、可能性がある病院に
臨床のエントリーをしてみようかと思います。
そちらでの成果があがらない場合は、
そのクリニックでの「樹状細胞療法」も考えてみようかと。
また、ペプチドワクチン外来は、
都内で3月から始める…という
新たな情報もY氏より寄せられており、
そのあたりも含め、考えながら選択してゆこうと思います。
とまあ ご報告と申し上げたわりには、
決定的な良策が見つかったわけでもありませんので、
なんとも申し訳ないのですが…
そういう風にもんやはいま、いるのだなあ…
と思っておいていただければ幸いです。
◆◆
本日、美人姉妹から 初チョコ届きました。
なんとも可愛いメッセージを添えて…
やる気が 出てまいりました。
今年1月には、母方の姉の旦那さんがご病気で逝かれ…
先日、また父方の姉が危篤との知らせ…
この歳になると 覚悟はしているものの、
こう立て続けですと…なんとも 考えてしまいます。
どの叔父叔母も、小さい頃には可愛がって頂きました。
自分が歳を重ねるごとに、疎遠になるのは仕方ないとしても、
ある程度の歳になったら、逆にこちらから
そのご縁を復活すべきと、思ってはいるのでしたが…
やはり思ったら動くべきですね。
ほんとうに痛感します。
◆◆
昨年末から、最先端の免疫療法についての情報収集を
してまいりましたが、いったん目処がつきましたので、
ご報告申し上げます。
繰り返しになりますが、僕の精巣腫瘍とゆう癌は…
マイナーな癌です。
ただし、薬で完治が見込める癌というのが通説でもあります。
このマイナーなんだけど、薬が効く…というのがミソでして、
その中でのレアーケースである
「クスリでの完治が見込めない患者=もんや」の場合、
治療の選択肢は限られ、行き止まりになってしまうのです。
それでも、BEP→ TIN →NI と
精巣腫瘍への抗がん剤治療としては、
進むべき段階を粛々と受け入れ、治療をして参りましたが、
現在のNI療法で、数値が画期的に改善しない今、
このまま抗がん剤での治療に頼ることは、
あまり意味をなしません。
それでも、僕と同じような条件の患者さんの中には、
一縷の望みで、「叩き続ける」ことを選択させる方も
いらっしゃるとは思いますが、僕としては、
もう、抗がん剤だけに頼るということは、
先をあきらめることと同じ意味と受け取っています。
また、副作用のひどさも、
こう決断するにいたった大きな理由で、
やはり、これ以上のダメージは、
健全な日常生活を蝕むものでしかなく、
副作用によりこのままさまざまな症状が進むことは…
果たして、有意義な生を送っているのかといえば、
NOといわざる負えません。
あと20年後に生まれていれば、
こんな苦労もしなくて済んだのでしょうが…
こればかりは致し方ありません。
そんな中、T君からの情報をきっかけに
「ペプチドワクチン療法」なるものを知り、
昨年、ブログにあげましたところ、
友人Y氏よりのご紹介を受け、
この分野の第一人者の先生と
お会いすることが出来ました。
また、新たに「樹状細胞療法」という
免疫療法の情報も知りえ、
そちらの専門の先生にもお会いして
お話しを伺うことができました。
両先生のお話とも、日本の免疫医療では
これ以上ない、最先端のお話し、
この機会を与えて頂いた、
Y氏 G氏には本当に深く感謝です。
免疫療法について簡単に説明しますと、
たとえば、わが村にひとりの怪物が生まれたとします。
こいつは、悪い奴で、ほっておくとどんどん仲間を増やし、
村を滅ぼそうと企んでいます。
村人はなんとかこの怪物を退治しようとしようとしますが、
敵は強く、仲間はどんどん増え続け
どうにも手に負えません。
そこで、村の外から助っ人を呼んでこようということになります。
呼ばれた助っ人は、早速、この怪物を退治しようとするのですが、
この怪物は、姿かたちは村人と同じ、見分けが付きません。
そこで、村人は考えます。
「そうだ、怪物には目印をつけて、
助っ人にひと目で見分けが付くようにしよう」
この“目印”が「ペプチド」です。
また村人は考えます。
「いつまでも 助っ人に頼るだけではだめだ。
おらたちでなんとなせねば」
ということで、村の外に有望な若者を送り、
怪物と戦う術を習わせます。
この有望な若者が「樹状細胞」です。
「ペプチドワクチン療法」と「樹状細胞療法」
この2つだけが、厚生省が高度先端医療として
認可した免疫療法です。
ただ、まだまだ治験を重ねている最中で、
どこでも受けられる外来としては
ただいま現在実施されている病院はありません。
また、樹状細胞療法は、特にその設備にお金がかかり、
特許などの問題と相まって
日本では広がっていないのが現状です。
さて、ここで両先生のお話しを紹介できればよいのですが、
残念ながら、できません。
口外は無用と念を押されております。
僕のケースおよびに、
一般に認知されている範囲に限って簡単に申しますと、
○精巣腫瘍に関しては両療法とも
「臨床研究」を実施している病院はない。
→ここでもマイナーな癌と言うことがネックです
○ペプチドは種類がさまざまあり、いろいろな病院ごとに
使用するペプチドが異なっている
→僕の癌にダイレクトな治験はなくとも
関連の病院にアプローチ出来ればと言う余地はある
○両療法とも、治療を受けられるには、条件がある。
→僕の癌に、適応する遺伝子成分が存在するか?
白血球の種類が適合するかまた、白血球やヘモグロビン、
リンパ球の数…などなど多岐に渡ります。
また、ディープですが…余命半年近くが保証できるか?
などの項目もあり、これは、免疫の効果が半年後から
出てくれることがほとんどという症例に基づきます。
○樹状細胞療法は細胞の培養に時間がかかる
→ペプチドと違い、取り出した細胞に僕の癌遺伝子の情報を
インプットしなければなりませんから、その分時間と
手間がかかります。
というような情報の中から、
僕としては、まず、樹状細胞の療法のクリニックで、
条件に適合するか調べて頂いています。
そもそも、ここがクリアーするかが第1歩で、
これが合わないと始まりません。
もし、可能性があるとなった場合、
そのデータを持参して、
ペプチドワクチン療法を実施していて、
かつ、可能性がある病院に
臨床のエントリーをしてみようかと思います。
そちらでの成果があがらない場合は、
そのクリニックでの「樹状細胞療法」も考えてみようかと。
また、ペプチドワクチン外来は、
都内で3月から始める…という
新たな情報もY氏より寄せられており、
そのあたりも含め、考えながら選択してゆこうと思います。
とまあ ご報告と申し上げたわりには、
決定的な良策が見つかったわけでもありませんので、
なんとも申し訳ないのですが…
そういう風にもんやはいま、いるのだなあ…
と思っておいていただければ幸いです。
◆◆
本日、美人姉妹から 初チョコ届きました。
なんとも可愛いメッセージを添えて…
やる気が 出てまいりました。
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