紋谷のソコヂカラ
…機会は自らつくり出し… [病気について]
投稿日時:2010/10/14(木) 10:01
「…もう…あの頃の、
もんやさんのやり方じゃ通用しないですよ」
などと言われた。
以前、働いていた会社がいま、
どんな風なのかという会話をしていた流れで。
僕自身は、別段、“その会社の今” を
肯定も否定もするつもりはなかったのですが、
彼には、当時の僕がよほど、“好き勝手”していた…
と受け止めていたようで、
思うに任せない彼自身の現状と相まっての
ご指摘であったように思う。
半分は納得…半分はカチン! …ときた。
決して、ルールを無視して
好きなことをしていたわけではなく、
あくまでも原則的なルールは遵守しつつ、
どうやって面倒から逃れ、
要するに売上と利益に貢献しているという
具体的な実績をあげていれば、
会社からは文句がでないことを見越して、
自分にとっては意味のないことから逃れるか…
いやいや、意味のあることだけをしていられるか…
ということに専念していただけなのです(笑)。
これでも、いろいろと使わない気を使っていたのだから、
まるっと“好き勝手”と評されては 困る。
しかし、この指摘の胆は、
僕がどうのこうのよりもっと大きなこと…
「自らの意志がない」
「ルールしか守れない」
そういうその会社の組織人を
揶揄する気持ちが彼の中にあることであって、
「そういう相手と仕事としていても、
なんだかなあ…って感じること多いんだよね」という、
ため息をつきたかったのであるから、
むしろ「もんやさんと仕事していた、あの頃は楽しかったな~」
と言っているわけで、うんうんと頷いていればよい、
という話であります。
…では、今の時代、仕事を楽しんではならないか、
というとそうではなく、楽しんで仕事をしたいか
と言われれば そうに違いない。
いや、もしかしたら
楽しいという基準が
もう大きくズレテいるのかもしれないが…。
原価管理を徹底する。対内外ルールを先鋭化して整備する
ここまでは当たり前である。
やはり、根本は運営にある。
役職は増えるが権限が減る
ここで、責任の所在を明確にできる“功”が、
個人の裁量(度量)を減らす“罪”に勝ればよいのでありますが、
リスク管理からいえば、個人の裁量は抑え込みたい、
必然、仕事の幅は減り、器量や度量なるものも
比例して摩耗してゆく。
「いいんじゃん 言われたことをしていれば」
…とこれが 楽しい仕事と言われれば致し方ない。
「自ら機会をつくりだし、
チャレンジしている人間は大勢いる」
今の世だから“出来にくい”かもしれないが、
“やろうとすれば道はある”
それはあなたが、会社人ではないからだよ
…本当にそうなのだろうか。
僕が組織人をしていた頃にも、
言われたまま子ちゃんは大勢いたし、
好きなことしかやらない君より
数はだいぶん勝っていた。
そうそう、好きなことしかやらない君は、
言われたまま子ちゃんが
いなければ生きていけないのでした。
好きなことばかりしている奴しかいない
組織なんて存在しないのだから
甘えていたのですね つまり。
◇◇◇
半期が終了して
「会社の売り上げ報告と下半期の見通し発表の会」
をやるので出席して欲しいと言われた。
僕が、リーダーの育成に塾長として
関わらせていただいている会社から。
そこで、社員の前で
ライブトークをすることになった。
テーマは、「働くチカラ」。
平たく言えば、
「昔 我々はどうして、がむしゃらに仕事をしていたのか?」
なんてことを好き勝手に話し合い、
そのままを見せて感じてもらおうという企画です。
簡単な懇親会を挟んで、会議室が暗くなり
手作りののれんの下に簡単なカウンター
新橋のスナックという設定。
社長に加え ゲストは僕ともうひとり、
求人広告関連の会社の社長H氏であります。
3人とも以前は同じ会社にいて、
社長とH氏は同期です。
場内に我々の自己紹介がスピーチされ
3人が登場 スナックならではの小芝居を挟んで
おもむろにトークは始まる。
内容は、簡単なアウトラインはあるもののほぼアドリブ。
「 知らない時代のおやじ連中の、昔はよかったなあ~」
というありがちな内容を
今を戦っている社員たちに
いかに心に残る話として聴かせるか
かんたんな様で以外に難しい。
普通に話せば 専門用語が多すぎて
まるで伝わらないから そこんとこ
行き過ぎるタイミングではさえぎり、
注釈など交えた。
以前の会社での日常には、
どんなモチベーションがあったのか?
逃げ出したくなる場面では、どう対処したのか…
などなど、
また、H氏の会社では
近年、かなりの規模でリストラをせねばならなくて、
そのあたりの厳しさと、結果、黒字化してゆく背景を
社長の立場で語ってくれた。
そもそもこの企画は、社長が社員との会話で
「ワタシの、この会社での存在価値がわかりません」
と言われたことから生まれた。
…これを、なんとも情けない発言
…と受け止めてはいけない。
この社員は、自問しているのです。
自分は会社に貢献しているのか?
また、貢献するためにはどうしたらよいのか?
まことに純粋に前向きな発言だと思う。
そうであるならば、なにかヒントを与えねば
ということになったのです。
事前のアウトラインでは、この発言を受けて
「自分の存在価値」に関してのなにがしかの答えを
僕が話すことになっていたのだが
時間がなくなってしまい話せなかった。
ここで言うことにする
「 それは 自分で つくる もの だよ」
◇◇◇
はい。 本題。
免疫療法が1クール終わりまして
検査結果が出ましたので報告させてください。
以前、おらが村の…で、
「悪さをする輩(癌細胞)をやっつける細胞はあるのに、
見つける役がさぼっている」
と説明したと思います。
今回の治療では 他人の活性したリンパ球を
段階的に投与して、このさぼり細胞をやる気にさせる
というのが大きな目的でした。
結論から言うと
残念ながら思うような効果は得られずでした。
「CD3 HLA PR」
これが正式な名称
…通称「Tリンパ球」です。
みなさんの体にもあるこのリンパ球
基準値は4.8~23.5
…ああ 数字はいいですね
そもそも僕のTリンパ球
…基準数値内にはあったのですが、
癌細胞が増殖している僕にはもっと必要。
そこで、 新たに外部から助っ人を入れ込んだわけですが、
単純に数を純増させるのではなく
送り込んだリンパ球が 僕のTリンパに刺激を与えて
やる気にさせる。そのための傭兵です。
しかし、結果は僕の、そもそものTリンパが感応しない。
やる気にならないのです。
困ったものです。
言われたまま子ちゃん以前の問題…
無能社員です。
自ら機会を作り出せよ です。
存在価値を示せよ です。
実はかなりショックです。
冷静なようで がっかりしています。
しかし、クリニックの担当医S先生
(写真があるのですが 公表は控えます)は
新たな手を紹介してくれました。
「…もんやさんのTリンパが感応しない理由は、
もう大人の血液の状態だからと考えてみてください。
体内を流れる血液は、もんやさんの性格から
改心しないのです。
性格を形作るのは骨髄の中にある“造血幹細胞”なのですが、
これは採血では3/1000しか得られない。
だから確率的にはどうしても低くなる。
それでも、血管への投与でも感応する方は
もちろんいるのですが、もんやさんの場合は、
それでは足りないということです」
「血液は骨髄でつくられるのですが
その後、胸腺でその性格が決められます。
小学校みたいなもんですね。
この学校の授業で、はい癌は敵ですよ。
リンパ君、見つけたらやっつけなきゃダメですよ。
と教育されるわけです。」
「だから 胸腺という学校の段階で、もっと教え込む。
ここで 癌は敵 ちゃんと見つけなさい! とね」
つまり、ちゃんと学んでいない生徒が大人になっている。
その大人に、今から新しい教科を勉強させようとしても
言うことを聞かない。
だから、これからの子供たちをターゲットに
小学校に立ち戻りそこで教育する。
ということです。
理論的にはわかりやすいのですが、
ことはそう簡単ではないようで、
樹上細胞療法のひとつでもある
この治療法…現在では、まだまだ治験段階
免疫でも最先端の領域らしく、
簡単には出来ないようです。
ということで、来週にかけて
S先生とこの治療を紹介いただいた
九州のT先生で相談してくれて
どうするか決めていただくことになりました。
僕としては、出来ることならチャレンジしたいのですが
こればかりはS先生とT先生のご指示を待ちたいと思います。
また決まりましたら ご報告させてください。
時代は変わっても
場所が会社組織でも
体の中のミクロの決死圏でも
大切なのは
「自己啓発~やる気」
おんなじって話です。
もんやさんのやり方じゃ通用しないですよ」
などと言われた。
以前、働いていた会社がいま、
どんな風なのかという会話をしていた流れで。
僕自身は、別段、“その会社の今” を
肯定も否定もするつもりはなかったのですが、
彼には、当時の僕がよほど、“好き勝手”していた…
と受け止めていたようで、
思うに任せない彼自身の現状と相まっての
ご指摘であったように思う。
半分は納得…半分はカチン! …ときた。
決して、ルールを無視して
好きなことをしていたわけではなく、
あくまでも原則的なルールは遵守しつつ、
どうやって面倒から逃れ、
要するに売上と利益に貢献しているという
具体的な実績をあげていれば、
会社からは文句がでないことを見越して、
自分にとっては意味のないことから逃れるか…
いやいや、意味のあることだけをしていられるか…
ということに専念していただけなのです(笑)。
これでも、いろいろと使わない気を使っていたのだから、
まるっと“好き勝手”と評されては 困る。
しかし、この指摘の胆は、
僕がどうのこうのよりもっと大きなこと…
「自らの意志がない」
「ルールしか守れない」
そういうその会社の組織人を
揶揄する気持ちが彼の中にあることであって、
「そういう相手と仕事としていても、
なんだかなあ…って感じること多いんだよね」という、
ため息をつきたかったのであるから、
むしろ「もんやさんと仕事していた、あの頃は楽しかったな~」
と言っているわけで、うんうんと頷いていればよい、
という話であります。
…では、今の時代、仕事を楽しんではならないか、
というとそうではなく、楽しんで仕事をしたいか
と言われれば そうに違いない。
いや、もしかしたら
楽しいという基準が
もう大きくズレテいるのかもしれないが…。
原価管理を徹底する。対内外ルールを先鋭化して整備する
ここまでは当たり前である。
やはり、根本は運営にある。
役職は増えるが権限が減る
ここで、責任の所在を明確にできる“功”が、
個人の裁量(度量)を減らす“罪”に勝ればよいのでありますが、
リスク管理からいえば、個人の裁量は抑え込みたい、
必然、仕事の幅は減り、器量や度量なるものも
比例して摩耗してゆく。
「いいんじゃん 言われたことをしていれば」
…とこれが 楽しい仕事と言われれば致し方ない。
「自ら機会をつくりだし、
チャレンジしている人間は大勢いる」
今の世だから“出来にくい”かもしれないが、
“やろうとすれば道はある”
それはあなたが、会社人ではないからだよ
…本当にそうなのだろうか。
僕が組織人をしていた頃にも、
言われたまま子ちゃんは大勢いたし、
好きなことしかやらない君より
数はだいぶん勝っていた。
そうそう、好きなことしかやらない君は、
言われたまま子ちゃんが
いなければ生きていけないのでした。
好きなことばかりしている奴しかいない
組織なんて存在しないのだから
甘えていたのですね つまり。
◇◇◇
半期が終了して
「会社の売り上げ報告と下半期の見通し発表の会」
をやるので出席して欲しいと言われた。
僕が、リーダーの育成に塾長として
関わらせていただいている会社から。
そこで、社員の前で
ライブトークをすることになった。
テーマは、「働くチカラ」。
平たく言えば、
「昔 我々はどうして、がむしゃらに仕事をしていたのか?」
なんてことを好き勝手に話し合い、
そのままを見せて感じてもらおうという企画です。
簡単な懇親会を挟んで、会議室が暗くなり
手作りののれんの下に簡単なカウンター
新橋のスナックという設定。
社長に加え ゲストは僕ともうひとり、
求人広告関連の会社の社長H氏であります。
3人とも以前は同じ会社にいて、
社長とH氏は同期です。
場内に我々の自己紹介がスピーチされ
3人が登場 スナックならではの小芝居を挟んで
おもむろにトークは始まる。
内容は、簡単なアウトラインはあるもののほぼアドリブ。
「 知らない時代のおやじ連中の、昔はよかったなあ~」
というありがちな内容を
今を戦っている社員たちに
いかに心に残る話として聴かせるか
かんたんな様で以外に難しい。
普通に話せば 専門用語が多すぎて
まるで伝わらないから そこんとこ
行き過ぎるタイミングではさえぎり、
注釈など交えた。
以前の会社での日常には、
どんなモチベーションがあったのか?
逃げ出したくなる場面では、どう対処したのか…
などなど、
また、H氏の会社では
近年、かなりの規模でリストラをせねばならなくて、
そのあたりの厳しさと、結果、黒字化してゆく背景を
社長の立場で語ってくれた。
そもそもこの企画は、社長が社員との会話で
「ワタシの、この会社での存在価値がわかりません」
と言われたことから生まれた。
…これを、なんとも情けない発言
…と受け止めてはいけない。
この社員は、自問しているのです。
自分は会社に貢献しているのか?
また、貢献するためにはどうしたらよいのか?
まことに純粋に前向きな発言だと思う。
そうであるならば、なにかヒントを与えねば
ということになったのです。
事前のアウトラインでは、この発言を受けて
「自分の存在価値」に関してのなにがしかの答えを
僕が話すことになっていたのだが
時間がなくなってしまい話せなかった。
ここで言うことにする
「 それは 自分で つくる もの だよ」
◇◇◇
はい。 本題。
免疫療法が1クール終わりまして
検査結果が出ましたので報告させてください。
以前、おらが村の…で、
「悪さをする輩(癌細胞)をやっつける細胞はあるのに、
見つける役がさぼっている」
と説明したと思います。
今回の治療では 他人の活性したリンパ球を
段階的に投与して、このさぼり細胞をやる気にさせる
というのが大きな目的でした。
結論から言うと
残念ながら思うような効果は得られずでした。
「CD3 HLA PR」
これが正式な名称
…通称「Tリンパ球」です。
みなさんの体にもあるこのリンパ球
基準値は4.8~23.5
…ああ 数字はいいですね
そもそも僕のTリンパ球
…基準数値内にはあったのですが、
癌細胞が増殖している僕にはもっと必要。
そこで、 新たに外部から助っ人を入れ込んだわけですが、
単純に数を純増させるのではなく
送り込んだリンパ球が 僕のTリンパに刺激を与えて
やる気にさせる。そのための傭兵です。
しかし、結果は僕の、そもそものTリンパが感応しない。
やる気にならないのです。
困ったものです。
言われたまま子ちゃん以前の問題…
無能社員です。
自ら機会を作り出せよ です。
存在価値を示せよ です。
実はかなりショックです。
冷静なようで がっかりしています。
しかし、クリニックの担当医S先生
(写真があるのですが 公表は控えます)は
新たな手を紹介してくれました。
「…もんやさんのTリンパが感応しない理由は、
もう大人の血液の状態だからと考えてみてください。
体内を流れる血液は、もんやさんの性格から
改心しないのです。
性格を形作るのは骨髄の中にある“造血幹細胞”なのですが、
これは採血では3/1000しか得られない。
だから確率的にはどうしても低くなる。
それでも、血管への投与でも感応する方は
もちろんいるのですが、もんやさんの場合は、
それでは足りないということです」
「血液は骨髄でつくられるのですが
その後、胸腺でその性格が決められます。
小学校みたいなもんですね。
この学校の授業で、はい癌は敵ですよ。
リンパ君、見つけたらやっつけなきゃダメですよ。
と教育されるわけです。」
「だから 胸腺という学校の段階で、もっと教え込む。
ここで 癌は敵 ちゃんと見つけなさい! とね」
つまり、ちゃんと学んでいない生徒が大人になっている。
その大人に、今から新しい教科を勉強させようとしても
言うことを聞かない。
だから、これからの子供たちをターゲットに
小学校に立ち戻りそこで教育する。
ということです。
理論的にはわかりやすいのですが、
ことはそう簡単ではないようで、
樹上細胞療法のひとつでもある
この治療法…現在では、まだまだ治験段階
免疫でも最先端の領域らしく、
簡単には出来ないようです。
ということで、来週にかけて
S先生とこの治療を紹介いただいた
九州のT先生で相談してくれて
どうするか決めていただくことになりました。
僕としては、出来ることならチャレンジしたいのですが
こればかりはS先生とT先生のご指示を待ちたいと思います。
また決まりましたら ご報告させてください。
時代は変わっても
場所が会社組織でも
体の中のミクロの決死圏でも
大切なのは
「自己啓発~やる気」
おんなじって話です。
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