紋谷のソコヂカラ
もんやヶ村の平和… [病気について]
投稿日時:2010/07/14(水) 12:45
この村では…
男たちは狩りにでかけ
女たちは畑仕事をして留守を守る。
村の平和は受け継がれてきた掟と
村人自身による自浄努力でなりたっている。
貧しいながらも慎ましく平和な村。
そこに悪童が生まれる。
祟り神の差し向けた悪魔の子。
成長するとともにしたい放題。
畑を荒らし、人の家に盗みに入り、火をつける。
喧嘩をしては村人を脅し、しまいには徒党を組んで、
村を自分のものにしようと企む。
「ぐふぁぐふぁ!!この村は俺たちのもんじゃ。
金目のモノと女どもを差し出せえ!!」
「悪童!オマエという奴は!
育ててもらった恩を忘れたか!」
「恩だと?
ぐふぁぐふぁ!!そんなものかけらもないわ!
がたがた言うとたたっ切るぞ!」
ズバッ!!
~きゃ~あああ あなた~
オギャぁ オギャぁ~
もう勘弁ならんと村人も黙ってはいない。
おらが村を守らんと悪童どもに戦いを挑む。
… さてこの村の平和は どうなるのか 乞うご期待!!
この村でのこんな出来事は 人間の体では毎日起っている。
骨髄でつくられる赤血球は、血液中に流れ出て、
肺で受け取った酸素を体内に運び
不要となった二酸化炭素を運び出す
生活の基本を司る女たち。
他にも、血管壁に傷がついたり出血した時に、
傷口をふさぎ止血してくれる娘もいて、
これが血小板。
かたや男たちは、体内に侵入した細菌や異物(癌細胞)に
対抗し病気の進行を抑制する。
そして、この血球ファミリーの結束とやる気が
体を悪童から守っている。
だから健康な体は、毎日この悪童たちとの
戦いに勝利している。
もんやヶ村の平和を診ていただいた。
場所は原宿竹下通りど真ん中にある原宿クリニック。
2週間前に血液と尿を差し出していて、
今日はその結果を伺いにきた。
まず、驚いたのは僕の血液データが一冊のファイルで、
30ページにもわたり詳細に分析されていることでです。
しかも、イラスト図解入り。
アルファベットと数字のデータ報告に慣れている
僕にはまことに新鮮で、しかもよく分かる。
たとえば
「今回のあなたの赤血球」のページでは
正常~扁平~奇形~いが状など血球の形がイラスト化されていて、
もんやの赤血球は「楕円」のところにチェックがされている。
大 中 小 とある血球の大きさは 小。
染色性(トリパンブルーという染色液に浸す
→ 中味がスカスカだと染色できない
→機能を果たしていない
→逆に濃すぎると
→これも障害で脳卒中のような症状を起こす)は正色素性
なのだそうで、そういうことが一目で分かる。
白血球にもさまざまな種類があることがわかり、
自分の白血球はどの型のタイプが多いか、一目瞭然。
異型リンパや骨髄球、後骨髄球などはそれ自体が
たとえ1%でも存在すると
大変なことらしく幸いにしてなかった。
血球のみならず肝臓機能、肝炎ウイルスの検査結果
腎臓に関する血液検査
脂質の代謝や
もちろん腫瘍マーカーまで、
どうしてここまで必要かと言えば
答えは簡単 …
「そもそも、もんやヶ村は悪童に立ち向かう
“基礎能力”があるか?」
ここを診てもらっているのであります。
血球ファミリーの体力があるか否かはもちろん、
血液の量の調節や解毒、代謝機能まで管轄する
肝臓さま(村の長老)の状態、
体内の老廃物をろ過し尿をつくる
腎臓さま(おばあたち)の状態
…悪童どもを蹴散らすにはこういう
村全体の機能が正常であることが重要なのです。
ちなみに、もんやの村の長老は「しわしわ型」だそうで
おばあたちは「くたびれモード」と診断されました。
体液のバランスは悪くない→芯は丈夫
糖尿病などの疑いもなければ
脂質も善玉→ 血液もよく巡り、
ゴミ捨て能力も高い
ということも分かり、
村としては十分に基礎能力がある
ということが分かりました。
これは以前から疑問でした
「癌マーカーは相当に高いのに、
自覚症状がまだ出ていないのは…なぜ?」
という疑問にも応えてくれていて、
代謝や体力、血球や栄養、肝機能や腎機能など、
そもそもの基本的な体の機能が、
もんやは強くできている そうなのです。
ありがとう 母さん なのです。
組織学的な悪性度は
癌の進行には関係ないということです。
よかった。
ここで挫折するようなら
つまり守る価値のない村もしくは、
そもそも「悪童に滅ぼされる宿命を持った村」
ということにもなりかねない。
そして、いよいよ本丸…リンパ球。
もんやの免疫機能は、どれくらいの
「やる気があるのか?」という話しです。
リンパ球と一口にいっても、
細胞それぞれの役割はさまざまで、
たとえばB細胞(抗体兵器)は病原体の侵入を防いだり
病原体を破壊する助けをしたりするのですが、
その成分をもっと詳しく見れば、
「粘膜を感染から防御する局所免疫のA君」もいれば、
「防衛ラインを補体すC4君」なんてのもいて、
相対的な彼らの量や質が重要であったり、
攻めを司るT細胞にしても、
「癌を見分ける力を持つ“スーパーT”」の数が重要であったり、
病原体や不要細胞をバクバク食べる
NK(ナチュラルキラー)細胞が
どれだけ活性しているかが重要であったり
と かなり複雑です。
結論だけ言うと
もんやのNK細胞はけっこうある
→ 戦う戦力はある
しかし、Tリンパ球が少ないため
「見分けるチカラ」が弱いのだそうであります。
まあ、平たく言えば、中途半端に見分けている
雑!
やる気がない!
…そういうこと。
いくら、そもそもの村の機能が健全で
悪童軍団を退治できる村の若い衆も揃っているのに
「悪童が来たぞ!!」
「そこにいるぞ!!」
という見張りが怠けている
かなり平たく言うと
これがもんやの村の実情なのです。
…ということで、
もんやの村では長老の家で毎晩
話し合いが続きました。
「どうすんべ」
「見張り役ったって、悪童のやつら、
見た目はオレ達とかわんね…
いつの間にか近くにいるんだわ」
「若い衆も 相手が分かんないから疲れてきてるべ」
「そうだべそうだべ」
「いっそ、誰か助っ人を呼んでみちゃどうだろ」
「そいつはいい考えだべ そうすべそうすべ」
ということで、新しい免疫療法を始めることになりました。
今回の主目的は
「自分のリンパ球のやる気や能力を活性させるために
他人のリンパ球を注入する」ということです。
自身のリンパ球を取り出し、そこに抗体を認識させ、
体内に戻すという免疫療法に関しては、
以前、お話したと思いますが、
今回は、他人のリンパ球に
「僕の癌を認識させるマーカーをつけて」
体内に入れるというやり方になると思います。
順番としては、そもそもそんなに多くない
もんやのリンパの数をまず増やす
→ そこでの状態を見て
→ マーカーをつけたあらたなリンパ球を送り込む
という段取りです。
自身のリンパ球を信用していないわけではないのですが、
そもそも、もんやの癌は、僕自身が持つ
「抗がん免疫力(監視機能)…
特に癌細胞を殺傷するリンパ球など」に打ち勝ち、
ここまで増殖しているわけですから、
僕自身になんらかの問題
(キラー活性を抑制あるいは妨害する因子)が
あるとすれば、いったん体内から出し、
教育して、また体内に戻しても
まあなんというか、
いじめられっこのトラウマは消えないというか、
負け犬は負け犬というか
そういうところは否めないわけで …
であるならば せめて、よいお手本を
身近に置いてみましょうと
いう風にも言えるわけなのです。
ただ、思うに
結局は 僕自身が日々つくりだしているリンパ
そのリンパの機能が活性している状態が続かないと
この治療も短期の回復をみました…
で終わってしまいます。
「勝ったのはおれたちではない…村人だ」と
助っ人にいわせるくらいでないと
意味はないのだと思います。
まあ とりあえず
たのむぞ三船
よろしく志村さん
という感じで
せっぱつまりながらも
他力本願ながらも
おらが村を立て直したい気持ちです。
また随時 ご報告させてください。
◆◆◆
私信
潔おにいちゃん ありがとうございます。
前提条件は悪くないようなので、
あとは体内の勝負 気持ちでのエールを送りながら臨みます。
経過をみまして落ち着きましたら伺わせてください。
楽しく呑みたいです。 もんや
男たちは狩りにでかけ
女たちは畑仕事をして留守を守る。
村の平和は受け継がれてきた掟と
村人自身による自浄努力でなりたっている。
貧しいながらも慎ましく平和な村。
そこに悪童が生まれる。
祟り神の差し向けた悪魔の子。
成長するとともにしたい放題。
畑を荒らし、人の家に盗みに入り、火をつける。
喧嘩をしては村人を脅し、しまいには徒党を組んで、
村を自分のものにしようと企む。
「ぐふぁぐふぁ!!この村は俺たちのもんじゃ。
金目のモノと女どもを差し出せえ!!」
「悪童!オマエという奴は!
育ててもらった恩を忘れたか!」
「恩だと?
ぐふぁぐふぁ!!そんなものかけらもないわ!
がたがた言うとたたっ切るぞ!」
ズバッ!!
~きゃ~あああ あなた~
オギャぁ オギャぁ~
もう勘弁ならんと村人も黙ってはいない。
おらが村を守らんと悪童どもに戦いを挑む。
… さてこの村の平和は どうなるのか 乞うご期待!!
この村でのこんな出来事は 人間の体では毎日起っている。
骨髄でつくられる赤血球は、血液中に流れ出て、
肺で受け取った酸素を体内に運び
不要となった二酸化炭素を運び出す
生活の基本を司る女たち。
他にも、血管壁に傷がついたり出血した時に、
傷口をふさぎ止血してくれる娘もいて、
これが血小板。
かたや男たちは、体内に侵入した細菌や異物(癌細胞)に
対抗し病気の進行を抑制する。
そして、この血球ファミリーの結束とやる気が
体を悪童から守っている。
だから健康な体は、毎日この悪童たちとの
戦いに勝利している。
もんやヶ村の平和を診ていただいた。
場所は原宿竹下通りど真ん中にある原宿クリニック。
2週間前に血液と尿を差し出していて、
今日はその結果を伺いにきた。
まず、驚いたのは僕の血液データが一冊のファイルで、
30ページにもわたり詳細に分析されていることでです。
しかも、イラスト図解入り。
アルファベットと数字のデータ報告に慣れている
僕にはまことに新鮮で、しかもよく分かる。
たとえば
「今回のあなたの赤血球」のページでは
正常~扁平~奇形~いが状など血球の形がイラスト化されていて、
もんやの赤血球は「楕円」のところにチェックがされている。
大 中 小 とある血球の大きさは 小。
染色性(トリパンブルーという染色液に浸す
→ 中味がスカスカだと染色できない
→機能を果たしていない
→逆に濃すぎると
→これも障害で脳卒中のような症状を起こす)は正色素性
なのだそうで、そういうことが一目で分かる。
白血球にもさまざまな種類があることがわかり、
自分の白血球はどの型のタイプが多いか、一目瞭然。
異型リンパや骨髄球、後骨髄球などはそれ自体が
たとえ1%でも存在すると
大変なことらしく幸いにしてなかった。
血球のみならず肝臓機能、肝炎ウイルスの検査結果
腎臓に関する血液検査
脂質の代謝や
もちろん腫瘍マーカーまで、
どうしてここまで必要かと言えば
答えは簡単 …
「そもそも、もんやヶ村は悪童に立ち向かう
“基礎能力”があるか?」
ここを診てもらっているのであります。
血球ファミリーの体力があるか否かはもちろん、
血液の量の調節や解毒、代謝機能まで管轄する
肝臓さま(村の長老)の状態、
体内の老廃物をろ過し尿をつくる
腎臓さま(おばあたち)の状態
…悪童どもを蹴散らすにはこういう
村全体の機能が正常であることが重要なのです。
ちなみに、もんやの村の長老は「しわしわ型」だそうで
おばあたちは「くたびれモード」と診断されました。
体液のバランスは悪くない→芯は丈夫
糖尿病などの疑いもなければ
脂質も善玉→ 血液もよく巡り、
ゴミ捨て能力も高い
ということも分かり、
村としては十分に基礎能力がある
ということが分かりました。
これは以前から疑問でした
「癌マーカーは相当に高いのに、
自覚症状がまだ出ていないのは…なぜ?」
という疑問にも応えてくれていて、
代謝や体力、血球や栄養、肝機能や腎機能など、
そもそもの基本的な体の機能が、
もんやは強くできている そうなのです。
ありがとう 母さん なのです。
組織学的な悪性度は
癌の進行には関係ないということです。
よかった。
ここで挫折するようなら
つまり守る価値のない村もしくは、
そもそも「悪童に滅ぼされる宿命を持った村」
ということにもなりかねない。
そして、いよいよ本丸…リンパ球。
もんやの免疫機能は、どれくらいの
「やる気があるのか?」という話しです。
リンパ球と一口にいっても、
細胞それぞれの役割はさまざまで、
たとえばB細胞(抗体兵器)は病原体の侵入を防いだり
病原体を破壊する助けをしたりするのですが、
その成分をもっと詳しく見れば、
「粘膜を感染から防御する局所免疫のA君」もいれば、
「防衛ラインを補体すC4君」なんてのもいて、
相対的な彼らの量や質が重要であったり、
攻めを司るT細胞にしても、
「癌を見分ける力を持つ“スーパーT”」の数が重要であったり、
病原体や不要細胞をバクバク食べる
NK(ナチュラルキラー)細胞が
どれだけ活性しているかが重要であったり
と かなり複雑です。
結論だけ言うと
もんやのNK細胞はけっこうある
→ 戦う戦力はある
しかし、Tリンパ球が少ないため
「見分けるチカラ」が弱いのだそうであります。
まあ、平たく言えば、中途半端に見分けている
雑!
やる気がない!
…そういうこと。
いくら、そもそもの村の機能が健全で
悪童軍団を退治できる村の若い衆も揃っているのに
「悪童が来たぞ!!」
「そこにいるぞ!!」
という見張りが怠けている
かなり平たく言うと
これがもんやの村の実情なのです。
…ということで、
もんやの村では長老の家で毎晩
話し合いが続きました。
「どうすんべ」
「見張り役ったって、悪童のやつら、
見た目はオレ達とかわんね…
いつの間にか近くにいるんだわ」
「若い衆も 相手が分かんないから疲れてきてるべ」
「そうだべそうだべ」
「いっそ、誰か助っ人を呼んでみちゃどうだろ」
「そいつはいい考えだべ そうすべそうすべ」
ということで、新しい免疫療法を始めることになりました。
今回の主目的は
「自分のリンパ球のやる気や能力を活性させるために
他人のリンパ球を注入する」ということです。
自身のリンパ球を取り出し、そこに抗体を認識させ、
体内に戻すという免疫療法に関しては、
以前、お話したと思いますが、
今回は、他人のリンパ球に
「僕の癌を認識させるマーカーをつけて」
体内に入れるというやり方になると思います。
順番としては、そもそもそんなに多くない
もんやのリンパの数をまず増やす
→ そこでの状態を見て
→ マーカーをつけたあらたなリンパ球を送り込む
という段取りです。
自身のリンパ球を信用していないわけではないのですが、
そもそも、もんやの癌は、僕自身が持つ
「抗がん免疫力(監視機能)…
特に癌細胞を殺傷するリンパ球など」に打ち勝ち、
ここまで増殖しているわけですから、
僕自身になんらかの問題
(キラー活性を抑制あるいは妨害する因子)が
あるとすれば、いったん体内から出し、
教育して、また体内に戻しても
まあなんというか、
いじめられっこのトラウマは消えないというか、
負け犬は負け犬というか
そういうところは否めないわけで …
であるならば せめて、よいお手本を
身近に置いてみましょうと
いう風にも言えるわけなのです。
ただ、思うに
結局は 僕自身が日々つくりだしているリンパ
そのリンパの機能が活性している状態が続かないと
この治療も短期の回復をみました…
で終わってしまいます。
「勝ったのはおれたちではない…村人だ」と
助っ人にいわせるくらいでないと
意味はないのだと思います。
まあ とりあえず
たのむぞ三船
よろしく志村さん
という感じで
せっぱつまりながらも
他力本願ながらも
おらが村を立て直したい気持ちです。
また随時 ご報告させてください。
◆◆◆
私信
潔おにいちゃん ありがとうございます。
前提条件は悪くないようなので、
あとは体内の勝負 気持ちでのエールを送りながら臨みます。
経過をみまして落ち着きましたら伺わせてください。
楽しく呑みたいです。 もんや
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