紋谷のソコヂカラ

包丁 お研ぎします [戯れ言]

投稿日時:2010/06/13(日) 11:18

ある日、ポストに1枚の紙が入っていた

…包丁 お研ぎします

移動営業スタイルらしく、
明日の土曜日にうちの目の前の公園の脇に
一日中 停まっているようだ。

では、と早速、翌日行ってみた。

ちなみに、僕は包丁は、ぺティーナイフ1本で
すべてを賄う男であります。

銀座のお店でも 
愛用のぺティーちゃん1本しか使っていなかった。

オープンの際に 
ヨーロッパのどこかのメーカーの 
たいそうな包丁セットを頂いたが、触りもしなかった。
魚をさばくのも 肉を切るのも 
野菜の皮も剥くのも、ぺティーちゃん。

そうなると、いちいち洗ったりすのが面倒では
…と思われそうですが、
それでも、コンパクトなぺティーちゃん、
なんのことはなしです。

なにより、小さいということは
使い勝手がよいということで、
大は小を…ではなくこと包丁に限れば
絶対に小が大に勝ります。 

お試しあれ。

そうして、ぺティーちゃんを
始終酷使しているので、
当然、切れ味は落ちる。

たまに電動の包丁研ぎ機で磨いていた。

お店を閉じ、家でのつつましやかな料理の際も、
持ち帰ったぺティーちゃんしか使っていない。

しかし、使う頻度や量もさることながら、
自分への料理に、いちいち切れ味を気にしないので、
もう3年くらい、研ぐこともなかった。

よし、これはよい機会だ。

移動式のバンには、電動の研ぎマシンが3台設置してあり、
モノによってマシンを変えているようである。

いかにも、包丁をうまく研いでくれそうな、
人のよさそうなおっさん。



「案内の紙が入っていたので…」

というと、

「はい。こういうスタイルが効率がよいんで」という。 

前日に撒いて、翌日、営業。
間を置かないというところも狙いなのだろう。

聞くと、1日30本くらい磨くそうである。

ちなみに僕のぺティーちゃんは 500円也 
出刃や刺身包丁で1000円ていどの単価です。


◆◆◆1時間で出来るというので、
待つ間 このブログを書いている。◆◆◆

僕の住んでいる住宅街には、
季節ごとにいろいろな行商
(行商は古いですね 販売車ですか)
がやってくる。

冬は灯油の販売車。 
去年までは2社が競合している様子でしたが、
今年からもう1社新規に参入してきた。

古株をAB、新規をCとしよう。

Aが面白いことをはじめた、
灯油を入れるポリをレンタルするのだ、タダで。

寒い日などは特にですが、
手持ちのポリでは心もとない
そんな気分になることがあり、そんな時に、

「もうひとつ入れておきますか?…ポリは無料でお貸ししますよ」
 という。

そうしてそのポリには大きなシールが貼ってある。 
A社のロゴのシールだ。

ここがミソでありまして、A社のシールを張ったポリを
BC社の販売車に差し出すことは、はばかられ
…必然、シールの貼ってないポリと併せて、
A社の販売車を待つことになるのだが、
灯油がなくなりそうであれば、
いちいち待っていられないのも事実で、
そこを見越して、新規C社は、
A社の巡回の時間の前にやってくる作戦に出た。

A社のシールが張ったポリが家の前に並んでいるのを、
見つけては、根こそぎさらってゆくのであります。 
もう他社のシールが貼ってあろうがお構いなしに。

これに気付いたA社の販売員
(なかなか愛想のよいアンちゃん)は、

「くそー仁義もヘッタくれもないなあ!!」

と嘆いていた。

「ポリの色をなんというか もっとサイケにしてみれば 」
と提案してみた。

そんなこと言う前に 
僕も仁義を守りA社の販売車だけを
待てばよいのだろうが、
残念ながら寒さは仁義に勝るのであります。

「レインボーカラーとかさ、C社もさ、
  本音では、こ狡いことしているなあ…
  て良心の呵責があるんだと思うよ。
  そこに訴えるんだよ
   あまりあからさまに、A社専用とかアピールするもの品がないじゃん。
   …でも、ポリがさ、どこにもないレインボーカラーならさ。
   灯油いれながら…考えると思うよ。
   あっ…オレい狡い奴だ…て。」

「…なるほど かえって社長と相談してみます」

さて、今年の冬にはどうなっているか? 
楽しみであります。

ほかにもこの季節には さお竹屋や来たり、
年中うろうろ(失礼)しているのが 
廃品回収者 ほかに パン屋さんやお豆腐屋さん、
新鮮野菜の販売車もときたまやってくる。

銀座に通っていたころは、
氷屋さんや魚屋さんなんて販売車が
いつも決まった時間に決まったところに停まっていた。

7、8丁目あたりの風物といえば、
お餅の焼いた匂いと風鈴の音ですね。

呑んだ後、あの醤油の焦げた匂いはいけない。
なんともそそられるタイミングで刺激がやってくる。

おもわず立ち止まり 買おうかどうしようか 立ち止ませる。 

匂いというものはすごい。

風鈴と言えば、“季”は、夏の梅雨のあとの夕方が
…定刻でありましょう。

少し遅くなり、夜のネオンにキラキラとした
風鈴というのも風情があるなあ
…というのは銀座で知った。

僕は銀座の風鈴売りのおじさんとは顔見知りで、
浅草のなに屋さんから仕入れてるだの、
もうこの道30年だの、
風鈴の種類と音の違い 
よい音色の風鈴の見分け方なんてことを 
なんとなく聞いていた。

そう思って聴き比べると 
たしかに違って聞こえるから大したものだ。

そうやって、家に持ち帰って 
ベランダに吊るしてみたりすると、
なんだかぜんぜん風情のない音だったりするのが不思議だ。

これはたとえばバリの風鈴。
竹とココナッツでできた優しい音のする
…あれです。

これも、ただいま現在 脇のベランダで 
カラコロカラコロ鳴っているのですが、
どうもバリの風情とは程遠い。

はっきり言って、ただうるさいだけであります。

温泉宿の朝飯 
お味噌汁があまりに美味しいので
「この味噌はどこで買えるのですが?」と聞くと

「売店にありますよ」となり、

買って帰って 自宅でつくると美味くない
…そういうことと同じなのでしょう。


音と言えば 
僕はよい声の持ち主がうらやましい。

ほんと、声の良い人はそれだけで
3割は得をしていると思う。

仕事でもプライベートでも 
良い声の持ち主はそれだけで魅力が増す。

同じ企画書でも 
声の良い人にプレゼンされると 
なんだかよい企画に思えてくる。

友人のコピーライターAさんは、
まことに渋くよい声の持ち主。

彼が、飲み屋のカウンターで友人と呑んでいたら 
近くの女性に声をかけられ そんな縁で結婚された。

後日、奥さんに聞くと

「喋っている声があまりに素敵で、
   わたしの方から声をかけたんです」 
と言っていた。

うらやましい。

女性もよい声の持ち主は、男のほうから寄ってくる。

多少の性格やみてくれなどは 
そのうち慣れたり飽きたりするものだが、
声は衰えない。

僕のように単純な男は特に声に弱い。
ごくたまに…ああ!

…その声はやばいと思わせる女性がいるので、
注意して生きなければならないと思う。



◆◆ 1時間たちました ◆◆◆

女性の声について 
…もう少し 念入りに 
しつこく書いてみたいのですが… 
時間切れです。

「出来てますよ」…と、
人のよさそうなおじさん

ぺティーちゃんが復活しました。



こうなると、無性に
…なにかを切ってみたくなる。

よし、ダイエーに行こう。

※季節のせいで、ほんわかな話題が続きました。
もうすぐ「恐怖の検査」がありますので、
次回はCTと血液検査の結果、
併せて主治医との話しをご報告させてください。 

梅雨に入ります ご自愛を。


コメント


ほんわかでない話題も期待しております。

Posted by ツルピカ at 2010/06/14 06:20:11+09 PASS:
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