紋谷のソコヂカラ

「知らずに死ねるか」 [知らずに死ねるか!]

投稿日時:2008/07/27(日) 23:18

このブラックで自虐的なタイトルは、日本版のPLAY BOYに1981年から内藤陳さんが連載されていた伝説の面白本紹介コラム「読まずに死ねるか」から頂きました。

第1話の小タイトルは、「ジャックヒギンズを知らない…死んで欲しいと思う」
このタイトルのせいで僕は、IRAで宗教的で孤高なくせに実はさびしんぼう、そんな殺し屋が主人公のヒギンズの小説を全部読む羽目になりました。

今でこそ、年末になると「今年の面白本ランキング」なるものがムックにて発行されたり、週刊誌の編集記事に目白押し、読み損ねた作品をチェックするにはもってこいなのですが、僕が20歳の頃にはまだそこまでのことはなく…個人では小林信彦さん(現在週刊文春にて‘本音を申せば’連載中)くらいしか「指南役」はおらず、そこに登場した「読まずに死ねるか」の“陳メ”で始まるテンションの高い語り口に乗せられて…乗せられ(笑)

「知らずに死ねるか」は…つまらないエンターテイメントに大切な時間を無駄にして欲しくない…そんな僕のおせっかいな押し付け話ですので、興味のない方は無視して頂き…そのまま死んじゃってください(笑)。まあ、知らないで暮らしても、それほど大層な違いはないですから。

●「ワンピース 冬に咲く奇跡の桜」 …いきなりアニメです(笑)
夏休みに併せてのDVD発表でしたから、子どもにせがまれてレンタルされた方も多いと思います。もし、「どうせ子ども向け」と軽く考え、 お子さんだけに観せて自分が観ていないなら、是非、観てください。“延滞上等”僕が許します。
よく「泣ける話」といいますが、この作品で目頭にこない人がいたら、医者に相談すべきです。なんならうちの病院にきてください。僕のベットと点滴をお貸します。
ワンピースというアニメ自体「友情」をテーマにしていますが、この作品では更に「新しい出会いこそが人生を豊かにしてくれる」というスピリットを強く感じさせてくれる仕上がりになっています。ちなみにワンピースの“ワの字も知らない”という方もだいじょうぶ、充分楽しめます。ただひとつご注意を、この作品の面白さに感動して、すでに公開された過去の劇場作品を借りに行ってはいけません。どれも単なる凡作ですから。
蛇足ですがストーリィは原作のエピソードとほぼ同じですが、劇場用に手直しされていて、オリジナルをご存知の方は、始まってすぐ「あれ?」と思われますが、気にせずに。
あぁ…これから観るという方がうらやましい。

ついでに、「観ずには死ねないアニメ」をもう2つ。


●「ベルウイル・ランデブー」2003年配給:クロックワークス
フレンチアニメーションの大傑作ですストーリイはもちろん絵の斬新さ音楽のセンス…最高です
スタジオジブリコレクションです










●「東京ゴットファーザーズ」2003年 今敏監督作品
パプリカの前の作品です
大友系が好きな方にはたまりません。1949年アメリカ映画「3人の名付け親」から着想得た作品ですが、この3人が中年オヤジにオカマに女子校生…設定がしゃれてます。
※ちなみに両作品ともアカデミー長編賞他にノミネートされています

今回は比較的新しめでチョイスしましたが お勧めアニメはまだまだまあります。

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