紋谷のソコヂカラ
「英雄たちの夏物語」 [知らずに死ねるか!]
投稿日時:2008/07/22(火) 18:09
毎年この季節に行われる、
スポーツイベントに魅せられて15年以上になります。
スポーツイベントに魅せられて15年以上になります。
3週間をかけ、自転車でフランス国内を1周するサイクルロードレース「ツールドフランス(以下ツール)」。“毎年”開催されるひとつの競技イベントとしては、その規模やステイタスにおいて間違いなく世界最高のビックイベントです。…といっても日本ではまだまだその認知度合は驚くほど低く、僕の回りでも「あぁ…知ってるよ。ちゃんと観たことはないけど…面白いの?」こんな方々がほとんどです。
今年はEUROとオリンピックがある年で、間にウインブルドンと全英オープン…サッカーWの最終予選に甲子園、レギュラーシーズンのプロ野球にJリーグはもちろん、もう完全に某局のタイアップなしにはなり立たない日本バレーと格闘技…と日替わり週替わりでスポーツ中継花盛りです。そんな中にあってツールは地上波民放で放送されていませんから知らないのも当然なのですが。
日本でのツールの放送は1985年~1991年 にNHKBS1が始まりで、その後1992年 フジが放映権を獲得しました。しかし今のように“LIVE”放送が観られるようになったのはその6年後、1998年JSPORTSの前身となる同系列のchがフジからサブライセンスを得て 生中継を開始してからです。
僕が初めてツールの映像を目にできたのは、フジが深夜放送してくれた「英雄たちの夏物語」のおかげです。各ステージの衛星録画や山岳ステージの独占放送、窪田等さんのナレーションに引き込まれ、他のスポーツにはない
面白さに魅了されてしまいました。
このあたりでツールがいかに素晴らしいスポーツであり、「知らないと人生の損失になる」ほどの魅力について、事細かにお話ししたくて“うずうず”するのですが…まずは実際のレースを観てください。
第95回ツールドフランス後半戦は今夜(22日)からです。最大の見どころである「アルプス越え」は今日と明日、第16・17ステージです。
スカパーやケーブルTVに加入している方は“J-SPORTS・PLUS”にてLIVE中継が観られます。たぶん19時過ぎくらいから深夜まで長時間放送しています。帰宅されて思い出したら、リモコンいじってみてください。人生変わりますから…(笑)
105年95回というツールの歴史の中で前人未踏の7連覇(1999 ~2005)を成し遂げた「ランス・アームストロング」は僕と同じ精巣腫瘍の癌でした。発症は1996年、病気が発覚した時点で、癌はすでに脳まで転移していて末期状態だったといいます。すでに1流のアスリートであったランスは この病気にもっとも有効な抗がん剤が肺に障害を与える可能性があることを知ると、その薬の投薬を拒否し、自らが徹底的に調べ別の治療を行います。その後に復活を果たした彼が近代ツールの歴史的偉業を成し遂げたのです。
引退後、彼は母国アメリカにて「ランス・アームストロング財団」を立ち上げ、~LIVESTRONG~というメッセージを発信して癌で苦しむ方々への総合的な支援活動をしています。
誤解なきように添えるなら、同じ病気のアスリートが病魔に打ち勝ち活躍したからツールにはまってしまったわけではありません。
あくまでスポーツとして、その迫力や深さに惹かれたのです。(初めて好きになった選手はスペインのバスク人ミゲール・インデュライン1991~1995ツール5連覇)
僕の夢は いつかロードバイクてツールを観戦しながらフランスを巡ることです。
観戦頂ければわかりますが ツールを観るということはフランス全土を巡る旅をするということです。
名も知らぬ町から町へ、ワインやオリーブの畑の中を、ひまわり咲き乱れる道を、朽ち果てた古城を見上げ、修道院や教会の脇の石畳を駆け抜ける。ピレネー、アルプスともなれば、平均勾配7%~10%、2000メートルを越える裸の山頂目指し、ヨーロッパ全土から集まった観客の中をかき分け、一転下りとなれば、ガードレールすらない坂道を時速100kmで駆け下りる。そしてまた新しい町を目指す。
単なるスポーツ競技以上に楽しめるのがツールなのです。
……とひとり盛り上がっていますが、病院のTVではスカパー!は観られません。僕にとっての最大関心は、本日、一次外泊のお許しが出るかにかかっています。
朝の採血結果はまだ出ません。その間 ツールへの想いは募り、こんなブログになってしまいました(笑)
勝負は白血球か?
頼むぞ赤血球!
負けるな血小板!
あっ! 先生がやって来た!ではまた。
今年はEUROとオリンピックがある年で、間にウインブルドンと全英オープン…サッカーWの最終予選に甲子園、レギュラーシーズンのプロ野球にJリーグはもちろん、もう完全に某局のタイアップなしにはなり立たない日本バレーと格闘技…と日替わり週替わりでスポーツ中継花盛りです。そんな中にあってツールは地上波民放で放送されていませんから知らないのも当然なのですが。
日本でのツールの放送は1985年~1991年 にNHKBS1が始まりで、その後1992年 フジが放映権を獲得しました。しかし今のように“LIVE”放送が観られるようになったのはその6年後、1998年JSPORTSの前身となる同系列のchがフジからサブライセンスを得て 生中継を開始してからです。
僕が初めてツールの映像を目にできたのは、フジが深夜放送してくれた「英雄たちの夏物語」のおかげです。各ステージの衛星録画や山岳ステージの独占放送、窪田等さんのナレーションに引き込まれ、他のスポーツにはない
面白さに魅了されてしまいました。
このあたりでツールがいかに素晴らしいスポーツであり、「知らないと人生の損失になる」ほどの魅力について、事細かにお話ししたくて“うずうず”するのですが…まずは実際のレースを観てください。
第95回ツールドフランス後半戦は今夜(22日)からです。最大の見どころである「アルプス越え」は今日と明日、第16・17ステージです。
スカパーやケーブルTVに加入している方は“J-SPORTS・PLUS”にてLIVE中継が観られます。たぶん19時過ぎくらいから深夜まで長時間放送しています。帰宅されて思い出したら、リモコンいじってみてください。人生変わりますから…(笑)
105年95回というツールの歴史の中で前人未踏の7連覇(1999 ~2005)を成し遂げた「ランス・アームストロング」は僕と同じ精巣腫瘍の癌でした。発症は1996年、病気が発覚した時点で、癌はすでに脳まで転移していて末期状態だったといいます。すでに1流のアスリートであったランスは この病気にもっとも有効な抗がん剤が肺に障害を与える可能性があることを知ると、その薬の投薬を拒否し、自らが徹底的に調べ別の治療を行います。その後に復活を果たした彼が近代ツールの歴史的偉業を成し遂げたのです。
引退後、彼は母国アメリカにて「ランス・アームストロング財団」を立ち上げ、~LIVESTRONG~というメッセージを発信して癌で苦しむ方々への総合的な支援活動をしています。
誤解なきように添えるなら、同じ病気のアスリートが病魔に打ち勝ち活躍したからツールにはまってしまったわけではありません。
あくまでスポーツとして、その迫力や深さに惹かれたのです。(初めて好きになった選手はスペインのバスク人ミゲール・インデュライン1991~1995ツール5連覇)
僕の夢は いつかロードバイクてツールを観戦しながらフランスを巡ることです。
観戦頂ければわかりますが ツールを観るということはフランス全土を巡る旅をするということです。
名も知らぬ町から町へ、ワインやオリーブの畑の中を、ひまわり咲き乱れる道を、朽ち果てた古城を見上げ、修道院や教会の脇の石畳を駆け抜ける。ピレネー、アルプスともなれば、平均勾配7%~10%、2000メートルを越える裸の山頂目指し、ヨーロッパ全土から集まった観客の中をかき分け、一転下りとなれば、ガードレールすらない坂道を時速100kmで駆け下りる。そしてまた新しい町を目指す。
単なるスポーツ競技以上に楽しめるのがツールなのです。
……とひとり盛り上がっていますが、病院のTVではスカパー!は観られません。僕にとっての最大関心は、本日、一次外泊のお許しが出るかにかかっています。
朝の採血結果はまだ出ません。その間 ツールへの想いは募り、こんなブログになってしまいました(笑)
勝負は白血球か?
頼むぞ赤血球!
負けるな血小板!
あっ! 先生がやって来た!ではまた。
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